2月の園だよりから
- 2012/02/06 18:02
- カテゴリー:子どもの生活の中から
(文:園長)
画像:雪遊びの様子
お正月を含め1カ月、楽しかった冬休みを終えて、子ども達の元気な顔が揃いました。やはり子ども達がいる幼稚園は良いですね。
毎年なぜか冬休みが終わり、三学期が始まると、厳しい寒さがやってくるのですが、今年もこの寒さがしばらく続きそうです。三学期は、わずか40日「次のクラスに進む準備とまとめの学期です」と子ども達に話しました。
先日、大震災の際、奇跡的に一人の犠牲者も出さなかった釜石の小学校の実践をテレビで見て、日常の準備の積み重ねが本当に大切だと思いました。
当日の2時46分、この学校は全員下校していて家庭にいた時に地震が発生しました。自分一人、あるいは弟妹と二人、あるいは、祖父母とだけという子が多かったのですが、普段の小学校の訓練や家庭での父母や祖父母に言われ続けてきた「地震が来たら高い所に」をとっさに行動に移し、祖父母が「この辺でいいんだ」と言うのを励ましながら少しでも高い所を目指して登り続けた子が多かったのが、一人の犠牲者を出さなかったのだと思いました。このとっさの判断を全員が実践できたという事は、その他の学校生活の中でいろいろな場面でも、当園のモット―である、「自分で考え決めて、すすんでする」をこの小学校でもしっかりできてのだなと心底感心しました。
当園もこの実践を教訓として今まで以上に日常生活をしっかりやっていこうと思っております。
なんといっても命は1つですから。
今年度も残り40日、どうかよろしくお願いします。