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2009年06月の記事は以下のとおりです。

ぴょんちゃんWXロケット号(その2)

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 大きな段ボールが年長組の保育室に出現し、子ども達が集まってきました。
「大っきい段ボールだ…」
「この段ボール、何するの?」
「ぴょんちゃんWXロケット号作るの!」
「え――っ!入れて!」
瞬く間に仲間が増えました。

 段ボールのピン取りが大変で…その日は天気が良く、外に遊びに行く子が続出の中、S君、R君、Lちゃんが頑張り続け…途中くじけそうになったS君「これをやらないと、次がやれない…」と、言いながら取り組み続けます。周りの子も、その言葉に刺激を受けてあきらめずに取ろうとするのでした。

 翌日、ロケット完成!大喜び!
「ぴょんちゃんになる!」と、お面を作り
「ソフトクリーム製造機作る」
「窓とか自動ドアとかつけるの、忘れた…」
「ロケットの足つけなきゃ…」
「酸素ないから、酸素つける」(画像)
 完成しても、遊びの中で思い出し、考えながら友達同士が一丸となって遊びを進めているのでした。

【阿部先生のメモから】
 プラネタリウムで経験した共通イメージを、思い出しながら再現しようとしていました。
 遊びの中で自分なりの考えを出し合い、受け入れられたり、受け入れられなかったり、折り合ったり、折り合えなかったり…色々なことを経験しながらイメージが共有化して行く楽しさ(紆余曲折の過程の中で得られる葛藤・喜び)を味わっていく様子が見られました。
 この様なことが、クラスの仲間集団の育ちにつながっていくのだと感じます。
 また、遊びに限らず、生活の中での人と人との関わりにも育ちが感じられるこの頃です。
 『一人では出来ないことが、みんなでやれば出来ることがあるんだね!』を体験することが出来たように思います。

 (※当初、3話にする予定でしたが、2話にまとめてみました。)

お父さんの会(年少)

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 6月27日(土) いちご(年少)組の「お父さんの会」が行われました。

 さすが年少組のお父さんは若いですね。ほとんどの方が30代です。ステキなお兄さんのようなお父さんが、子ども達は自慢みたいですよ。
 恥ずかしそうに園内を連れ回して、自分の知っていることを全部教えようとする子、いつもならお友達と遊ぶのに、今日はお父さんと2人きりで砂場や鉄棒で楽しむ子といろいろです。

 ホールでの親子で向かい合っての「むすんでひらいて」等の手遊びは、慣れない感じのお父さんが多くて、親子共々可愛かったですよ♪

 わざわざ仕事を休んで参観にいらしたお父さんもいました。我が子を想うお父さんの気持ち、うれしいですね。
 昔は、子育ては母親に任せているという家庭が多かったものですが、最近は夫婦で子どもを育てるというように変わって来ています。
 母親は、子どもとって「安全基地」ですが、父親の役割は「母と子の安全基地」となる事と、先日読んだ本に書かれてありました。
 母親の心が安定していると、子どもは安心して育つことができる…と。

 ですからお父さん、仕事から帰ってきてお疲れかとは思いますが、お母さんの話を聞いて上げてくださいね。
 女性は、話すことによってストレス解消するところがあり、アドバイスを求めているのではないため、「うん、うん…」と聞いて上げるだけで満足する…とも、他の本に書いてありましたよ(笑)

 また、子どもにとっても、たまにお母さんから離れたくなる時があるそうで、そんな時に「母親からのシェルターになる」という役目もあるそうです。
 お父さん、頑張ってくださいね。

6月生まれの誕生会

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【画像:6月の誕生児と本日の自由遊び中の子ども達】

 6月26日(金) 6月生まれの誕生会がありました。 
 梅雨に入ったばかりだというのに、カラ天気が続き30度を超える暑さです。ホールの窓も全開で行われました。

 今日の、子ども達からのプレゼントは、そら組の歌「レインボーマーチ」でした。リズミカルで、聴いていて一緒に歌い出したくなるような楽しい歌です。特に「♪赤、だいだいだい、黄色、緑…」のところが印象深く、ほし組も、いちご組までも一緒に口ずさんでいました。

 「音楽」とは、不思議な魅力がありますね。
 例えば、青春時代に流行っていたポピュラーな曲を聴くと、その当時の自分の気持ちを思い出して心だけタイムスリップしたり、コーラスのように何人かで歌うと、みんなが一つになったようで心地良さを感じたりします。

 子ども達は、この「レインボーマーチ」を歌う時、本当に楽しそうで、この曲と幼稚園時代の楽しさを一生忘れないかも…なんて思うほどです。

 皆さんもご存知だとは思いますが、先日、全盲のピアニスト辻井伸行さんがバン・クライバーン国際音楽コンクールで優勝しました。その時の辻井さんの一言が
「心から楽しんで演奏できた!」
でした。
 仕事も遊びも心から楽しんでできたら、想像以上の成果や感動を得ることができるということでしょうか。

 幼稚園時代は何でも心から楽しんでいたはずなのに、大人になるとなぜか「仕方なく…」やっていることが多いと感じることがあります。そんな時は、この「レインボーマーチ」を口ずさんで、何事も楽しんで行動できたらステキですね。

ぴょんちゃんWXロケット号(年長) その1

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 現在、ホールにはそら(年長)組が段ボールで作った、大きな大きなロケットがあります。それが出来上がるまでの紆余曲折の様子と共通体験が子ども達に与える影響を3話に分けてみなさんにお伝えします。
 詳しい内容は、担任の阿部先生から聞いたり、メモを見せていただいたりしました。

「ぴょんちゃんWXロケット号って、なぁに?」
そら組の誰に聞いても
「それはね…」と答えることが出来るでしょう。
なぜなら、そら組のみんながプラネタリウムでお星様の世界を味わいながらウサギのぴょんちゃんと一緒に「キャロット号」に乗って月旅行へ行って来たからです。
 それら、たくさんの出来事を子ども達は共通体験したのですから…

 昼食後、「ロケットを作る!」と言い出したA君とB君。
言葉だけではどちらのイメージも見えにくいので…阿部先生は、作るならどんなロケットなのか設計図を書いてみるよう声をかけました。
A君「ぴょんちゃんWXロケット号!」
B君「イカロケット!」
と、どちらも自分の考えを説明し出しました。
聞いてみると、ロケットを作りたい思いは一緒でも、ロケットの中身が違うことがわかりました。A君もB君も自分の意見を譲ろうとしません。
B君「イカロケットにしたらイカ飯がいつでも食べられるんだ!」
A君「こっちはジュースの自動販売機とかいろいろ付いているんだよ」
B君「ヤダッ!絶対イカロケット!」
A君「…」と、困った表情です。
そこにC子ちゃんが「私、操縦席作った!」
B君「すげぇ…これをイカロケットに付けよう」
C子「私はA君の方がいい…だってぴょんちゃんがいるんだもん」
B君「ぴょんちゃんいる方がいいのか…飲みたい時にジュースも飲めるし…」としばらく考え「A君のでいいよ!オレも入れて!ぴょんちゃんの方!」

 こうして3人はロケット作りをするために必要な段ボールを探しに阿部先生と一緒に物置に向かったのでした。
そこには、イメージ通りの大きな段ボール箱があり、3人の目は輝いたのでした。

【阿部先生のメモから】
 A君とB君が、ロケットのイメージを巡るいざこざを通し、自分のイメージを相手に伝えようと努力したり、その逆に相手を理解しようとするイメージの共有化、過程の中で得られる葛藤や喜びを通して仲間・友達関係が育つものと思う。

   …つづく…

サラダ学級「親子で育てる問題解決マインド」

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 6月19日(金) 父母の会主催のサラダ学級の開講式が行われました。
 開講式終了後、いわて未来問題解決プログラム代表の北島恵美子先生をお迎えし「親子で育てる問題解決マインド」と題し、ご講演をいただきました。

 【以下 サラダ学級教養部発行「サラダ通信」から抜粋】

 ---講演内容(要約)---
 まずはみんなで輪になり、ボールをいかに早く全員に回すかというゲームから始まりました。意見を出し合い、最後は3秒という記録を打ち出し、拍手が沸き起こりました。
   ↓
これが問題解決である。
では何が必要であったか?
 ①失敗を恐れない力
 ②やってみる力
   子どもは、やってみて失敗の繰り返し。
   失敗をたくさん経験することで経験値が上がる。経験値を高めること!

親(大人)の役目
・叱られたり行動を制限されると、子どもは萎縮してしまう。失敗が見えていても自由にやらせて、助言を求められたら、時には一緒に考え、時にはアドバイスを。
 助言の際、命令口調ではダメ。「〜してみなさい」ではなく「〜してみたら?」
・問題を話すだけでも解決した気持ちになるので、子どものサインを読み取り、声をかけ、悩みを真剣に聞いてあげる。
・子どもは誰でも親の期待に応えたいもの。後ろから気合を入れて応援することが大きな力に。
・心を子どもの周波数に合わせる。
小学校3年生くらいまでが勝負!それまでにしっかりと躾をし、心を育てる。

 最後に「子どもと目線を合わせるゲーム」をしました。
2人1組で向かい合い、一人は1分間熱く自分の夢を語り、片方はそれにおかまいなしに1から順に数字を書き続けるというもの。
 語る側は親に話をする子ども、数字を書く側は「ながら聞き」をしている親を表現。話す子どもは、相手が聞いてくれているか、何を喋ったらいいか不安で、聞く方は聞いてるつもりが、内容を覚えていないという事を痛感しました。

お別れの日(年少)

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 6月19日(金)にM大短大生3名の実習が終わりました。
 お別れの日について年少組担任のあかね先生から聞いたお話です。

 実習生さんは、2週間子ども達と関わって、お別れがつらくなったようで、いちご組(年少)のみんなの前で挨拶をしながら泣き出してしまいました。
 しかし年少児には「今日が最後」という意味がわからず、いつも通り楽しそうです。(3〜4歳児は、これが普通です)

 M子ちゃんもその日は明るく楽しそうでしたが、お帰りの時にママの顔を見るや否や泣き出したのです。
ママとあかね先生はビックリしながら
「どうしたの?」
M子「…明日から…ちょっと休む(幼稚園を欠席するという意味)」
ママとあかね先生「?!」
M子「ちょっと遠くに行くから…」
ママとあかね先生「え?!どこに行くの?」
M子「大学学校に行く…」

 M子ちゃんは、年少組に入った実習生さんが大好きだったんですね。幼心にも会いに行こうと思ったようです。かわいいですよね。

歯の衛生指導

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 6月22日(月) 歯科衛生士さんによる「歯の衛生指導」が行われました。
 「歯の王様みつけたよ」と題し、紙芝居を見ながらお話を聞きます。いつもいらしていただいてる方なので、子ども達に話しかけるような指導で、とてもわかりやすく楽しい雰囲気の中で歯についての勉強をしました。

 人間は、ウサギの様に噛み切る前歯、トラのように噛み砕く牙(犬歯)、牛のように細かくすりつぶす奥歯(臼歯)があり、「全部持っている人間はすごいんだよ!」の衛生士さんの言葉に感心しました。
 また、「歯の王様」とは何のことかと考えていたところ「6歳臼歯」のことでした。
「6歳臼歯」は、6〜7歳頃に生えるのでこの名がつきました。
「一生使う歯なので、虫歯にしないように大切にしましょう」との言葉に、歯ブラシがなくても子ども達は、その気になって「ゴシゴシ…」「グチュグチュ」「ペッ」をみんなで練習しました。

 終わってから、歯科衛生士さんが「子ども達がとても反応が良くて助かりました。ちょうど良く、言って欲しいことを答える子がいるんですよねぇ」と、ほめてくださいました。

 【虫歯にしないための2つの約束】
① 自分で磨いた後、大人の人にチェックしてもらいましょう。
② おやつの時間を決めて食べましょう。

内科検診(年少)

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 【画像:6月16日(火)にM大短大生が実習した「魚釣り」】

 6月18日(木) 年少組の内科検診でした。
 白梅幼稚園の嘱託医は、紺屋町の村田小児科医院の村田淳先生です。
 村田先生は、子どもに聴診器をあてた時、深呼吸をさせるために「ハァハァ…」、目を診る時に「アッカンベー」、口を診る時は「アーン」と言います。その声に合わせて子ども達を診てもらっています。

 お母さんは、たったひとりでお医者さんの前に立つ我が子を見たことがないですよね。今日はその様子をお知らせしましょう。

 先生が「お名前は?」と聞くと、男の子は大きな声で「○○です!」と答える子が多いですね。女の子は小さい声で「○○ちゃん…」と、自分に「ちゃん」をつけて恥ずかしそうです。

 中には村田先生が自宅での担当医の子もいて
村田医師「先生のこと、知ってるでしょう?!」
ところが、知っていることが恥ずかしいのか
「僕、眠いんだよ…」と、目を閉じて寝たふりの子。(ずーっと寝たふり…)

 また、はっきりと「知らない!」と言いながら、聴診器をあてられると「ハァハァ…」と村田先生の口癖を真似て、知っていることがバレている子もいました。

 先生が目を診ながら「アッカンベー」、それと同時に「オナラブー!」

 子どもの足元を見ると内ズックに「みぎ」「ひだり」と書かれてあるのに、逆に履いているのを見て
村田先生「字は読めても、どっちが右か左かまだわからないよねぇ」

 双子のお兄ちゃんに
村田先生「お兄ちゃんはどっち?」と聞くと「僕」とか「○○くん」とかの答えを期待していたのですが、意外にも本人が「こっち!」との返事。やはり双子さんは「どっち」とか「こっち」とか聞かれることが多いのかと感じました。

 みんな小さいながらも先生の前に出ると、不安ながらも一生懸命に対応していて、改めて「かわいいなぁ」と思いました。

 お母さん達に見せたかったですよ〜♪

手作りゲーム(年中)

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 6月18日(木) ほし組(年中)で、おもしろい物を作っているというので行って見ました。

 数人の子ども達が、段ボールでトンネルや坂を作り、ブロックの手作りミニカーを走らせていました。
 トンネルをくぐって下まで走るとOKですが、急な坂なので途中で落ちてしまう物もあり、大人の私が見ていてもおもしろい遊びでした。

 子どもがミニカーの名前を「○○○バクルゥ(?!)」とか言うのを、私が「え?!馬くろう?」と聞くとN君があきれたように「…ちがうよ」
 その上、坂東先生がH君の「○○○キッズ」を「え?!ケッズ?」と聞き返し、またまた「ちがうよ、キッズ!」と、私達おばさんチームにはなかなか言葉が通じなくて、言葉にも年代を感じました…(ごめんなさい)。

 白梅幼稚園はこの様に、自由遊びの時間は空き箱や段ボール等廃材から自分で考えた物を製作する子もいます。これは、与えられた形あるおもちゃやゲームで遊ぶよりも、想像性を養う上で役立っていると感じます。また、自分達で作った物への愛着はひとしおで、とても大切にします。

今日も一人が段ボールを車庫に見立てて「名前を書いて」と持って来たので、坂東先生が名前を書いてあげたところ、次々に「僕のも!」とやって来て、大切そうにしまっていましたよ。

おねえさん(年長)

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【画像:6月17日(水) リレーごっこ(年長・年少)】

 6月のうららかなある日のことです。
 給食の配膳をするためにテーブルを運んでいた年長組担任の阿部先生にR君が
「ねぇねぇ、阿部先生。鏡で見るとおねえさんみたい。」

 どうやら、手を洗いながら鏡越しに阿部先生を目で追っていたようです。
 阿部先生はこの年齢で(失礼!)「おねえさん」と言われたのが久し振り!驚きとうれしさで…素直に「ありがとうね♪」

 ところが、阿部先生いわく
「そこでやめておけば良かったのに、調子に乗ってつい聞いてしまいました。」とのこと…
「ねぇ、R君…で、鏡じゃない時の阿部先生は?」

 するとR君は…5秒程間があってから(思ったより長いですよ)、ものすごい低音でひと言
「……おねえさん……」

 その後、M子ちやんが
「アタシね、阿部先生の歳、知ってる。○歳!うちのお母さんと同じだよ―。」

 阿部先生は心の中で
『聞かない方が良かったのかも…』
と、つぶやいたのでした。

 その後、職員室でその話を聞いていた年少組担任のあかね先生が(昨年度R君の担任でした)
「R君も、気を使えるようになったところが大きくなったということですね」
と、うれしそうに話していました。
 1度目はR君の本心から出た言葉でも、2度目の沈黙の後の言葉は、気を使ったとしか思えないと感じ、私も「うん、うん」とうなづいてしまいました。(でも、阿部先生は十分おねえさんに見えますよ。これ、本当!)

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