10月14日(木)東北地区国語教育研究協議会岩手大会で、年長担任の阿部先生が発表者になりました。
これは、今まで小学校から大学までの国語科の先生方を対象としていましたが、今年初めて東北地区で幼稚園も参加することになり、当園の阿部先生が幼稚園発表者第1号を引き受けたのでした。
以下 (文:阿部)
昔話 絵本「さるじぞう」を見て、このお話しの『ごっこ遊び』をしました。
当日に至るまでの過程は・・・・
「さるじぞう」の絵本を視聴して話のストーリーを共有し合い、クラスのみんなで「さるじぞうごっこ」をして遊んできました。
子どもたちの発想・豊かさと面白さは、何と言っても、絵本のストーリーを基に自分達で話のストーリーを作っていくところ!
その場に応じた言葉や動きなどをして、なりきって遊ぶところ!
必要な物を作り、見立てながら遊ぶところ!
・・絵本通りのストーリーよりも断然面白いことを、一番子どもたちが分かっていることだと思いました。
また、楽しいことだけではなく、互いの思いや考えがぶつかり合うことも多々ありました。このことは、相手の思いや考えを知る、気付く大事な機会となりました。
互いに、“この遊びを楽しいものにしていきたい“という気持ちが一緒だということを理解し合うと、相手を受け入れたり、折り合ったりしながら遊びを進めていくことも体験した子ども達でした。
さて、当日!
子ども達は、お客様(小学校・他の幼稚園の先生方)に見られながら「さるじぞうごっこ」をするのは“なんだか変な感じ”といった様子でした。
そういった中でも徐々に人目を気にせず遊びを進めていこうとする子どもたちが増えていきました。
一昨日、たっぷり遊んで、自分達のストーリーと絵本のストーリーの流れが一緒になって、遊びが繰り広げられていた状況を見ていただきたかったのですが・・・・、このような環境の中でも、『ごっこ遊び』に取り組んだ、そら組の子ども達に“ごくろうさまでした”という気持ちでいっぱいです。
その後も、「さるじぞうごっこしてあそぼう!」という子どもたち!
遊びの中で、おじいさんの畑はどこまでか?道路はどこからか?川はどこからか?区画問題が勃発中!(笑)今後が楽しみです。
学校や他の幼稚園の先生方から
・台詞など無いのに、役になりきって自分の言葉で話したり、動いたりする様子に驚きました。
・先生が役を決めたり、物を準備したりするのではなく、子どもたちが自分達で決めて取り組んでいたことに驚きました。
・意欲的に遊んでいる様子は見ている方にも楽しさが伝わってきました。楽しかったです。どの子も、みんな伸び伸びとして活動していていると感じました。
・遊びの場作りや、物の準備に始まり、その後の片づけも自分達で行う姿にびっくりしました。
等々・・・たくさんのお褒めの言葉を頂きました。
”そら組のみんな、よかったね“