5月の園だより(文:園長)
- 2009/04/30 13:17
- カテゴリー:子どもの生活の中から
【画像:4月30日(木)の誕生会の様子】
5月の園だよりから(4月23日 記)
例年より1週間早く、園庭のきれいな花をつけた枝垂れ桜も、先日の雨で散り始め、鮮やかなピンク色の花も少しずつ色あせて来ました。
10日の入園式から、お休みの日を除くと8日程経ち、新入園児を迎えて何かとせわしかった幼稚園も、ようやく落ち着きを見せて来ました。
初めて入園して来たいちご組の子は、お母さんから離れられず大泣きする子が毎年何人かいるのですが、今年しばらくぶりにその人数が増えて、最初の2〜3日は先生方全員とそら組の子の協力も得て、その子達の対応に追われててんやわんやでした。
しかし、一日一日、日が経つにつれ、大泣きした子も保育室に入れば泣きやんだり、泣いてる時間も短くなり、昨日あたりから表情に不安も消えて笑顔が見られるようになって来ました。
私は、お迎えと外遊びを担当したのですが、今更の様に驚かされたのは、園庭の真ん中のロケット型滑り台の効用です。
大泣きしている子や不安そうにしている子達が、2日目から他の子の刺激も受けて、先を争って滑り台に殺到し、未だ順番に並ぶのも出来ない中、何度かもみ合っている内に表情の硬さがとれ、滑りを楽しむようになっていました。
高いところに登れた喜び、上から下を見下ろした風景は、今まで体験した事のない眺めで、それらが自信になって、下にいる私達を呼ぶ声は自信にあふれ別人の様でした。
今年度も、どのクラスも楽しいことがたくさんある事を予感させるスタートです。