【写真は自分達で作った鬼の面…年長(左上)・年中(右上)・年少(左下)とネコごっこをする年少児】
ついこの前まで、年中組では『アイドルごっこ』が流行していました。
「マイクがあった方がアイドルっぽい」ということで、まずはマイク作り(トイレットペーパーの芯や新聞紙等を丸めたりした物)。時間をかけてしっかり上手に作る子と、いい加減でも早く作って、マイクらしい物を片手に早々とステージで歌っている子と分かれます(要領の良さ?!)。
また、マイクがない時は小声で「ホニャホニャ…」歌っていた子も、自作のマイクを持つと声が大きくなり、身体でリズムをとってアイドルに成りきるのです!
『意識する』ということは、こういうことなのかと改めて感心したということでした。
子ども達は、何であれ『成りきること』が上手です。私(事務)が最も感心している役は『猫』。いくら話しかけても「ニャ〜」しか言いません。人語(?!)を話させようと個人的な質問をしても「ニャ〜」ですから、その『成りきり』には脱帽してしまいます。
子ども達はいつも、いろいろな遊びを考えます。
何年か前までは『結婚式ごっこ』が流行し、クラスの中で結婚するカップルが選ばれ、花嫁役は風呂敷やロングスカートで着飾り、自分達で作った花束を持ち、花婿役と腕を組んで幼稚園の中を静々と歩いてみんなに見せるのです。
実際この二人は、お互いに「好き!!」と言っている子達で、お互いを見つめる目は、幼いのに恋しているような雰囲気なのです。
その二人の後には、ベール(風呂敷)を持つ係や、親戚役の子達がぞろぞろと続いて、とても華やかな行列でした。私も折り紙で作ったカメラで二人を写すふりをし、紙に似顔絵を描いて渡したりしたものです。最近、この遊びが見られないのがちょっと寂しいですネ。