【画像:①ホールでの病院ごっこ ②巨大なマルチパネのおうち完成! ③砂場遊び ④美味しいおやつ】
(文:佐々木)
預かり保育担当の佐々木先生から預かり保育の様子を紹介してもらいました。
預かり保育の子どもたちは、クラスのみんなと“さようなら”をしてから、預かりの部屋(ひよこクラブの部屋)に集まります。
ロッカーにかばんを置き、みんなで「預かりお願いします」のあいさつをします。その後、一人ひとりが、どこで何をして遊びたいかを言い合い、みんなで遊ぶ場所を決めます(ホール、園庭、保育室)。
ひと遊びしてから、おやつを食べますが、それぞれの降園時間に合わせて、1グループ(早いグループ)と、2グループ(遅いグループ)に分かれていただきます。おやつの準備(やかんのお茶をコップに入れる、いただきますのあいさつをする等)は、年長の子どもたちが担当します。みんな、当番が好きなようで、張り切って仕事しています。
遊んだ後、みんなで片付けをし、保育室に戻り、絵本を見て、迎えに来た子どもから降園します。迎えが遅い場合は、保育室にある畳やふとんを敷き、短時間、昼寝をしています。
預かり保育では、異年齢の交わりが多く見られます。
遊びの中ではもちろんですが、例えば、ホールで遊んでいる最中にトイレに行きたくなったり、保育室にままごと道具を取りに行くときなど(誰もいない部屋に入るのが不安なようです。)、私もホールで目が離せないことが多いので、子どもたちに「○ちゃん、トイレに行きたいんだって!一緒に行ってくれる人いませんか?」と声をかけます。すると、「いいよ、ぼくが行ってやる。私もー」と返事がきます。特に知っている人だから付いて行く、という訳ではなく、預かりで始めて一緒になった子ども同士でも、手をつないで付き合ってくれますが、保育室に行く時はちょっと緊張し、二人とも無口であっても、ホールに戻ってくる時は仲良し(?)になり、話をしたり、笑顔が見られます。お世話したり、されたり…さらに「ありがとう!」の一言で、役に立つ喜びや、大きくなったことを実感し、満足そうです。
預かり保育の中で、好きな遊びにじっくり取り組んだり、他児とのかかわりの中で、自分を出して遊べるよう、見守っていきたいと思います。
子どもたちの意欲や想像力の豊かさ、また、他児を思いやるやさしさに触れ、教えられることの多い毎日です。