白梅幼稚園について
- 2014/09/30 16:19
- カテゴリー:父母からの声
保護者の方からの声です。
わが家の次女は、2年保育でお世話になり、間もなく卒園を迎えようとしています。
2年前に転勤で引っ越してきて、あちこち見て回る余裕は無く、少人数で長女の学校の近くという理由で入園を決めましたが、娘の成長ぶりを見るにつけ、白梅にお世話になって良かったと思っています。
1学年1クラスですので、先生方は全園児のことをよく把握されています。担任以外の先生から「○○ちゃん・・・でしたよ」とお声がけ頂くこともあって、わが子の違う一面を聞けるのはうれしかったです。
うちの娘は、年中から初入園ということもあったのか、最初は戸惑うことも多かったようです。困ったときにどうして良いのか分からなくて泣いたり、お友達に言いたいことを言えなかったりしたようで、「今日はこんな嫌なことがあった」と話して「幼稚園に行きたくない」と言う日もありました。
その都度先生にお話しして、状況や対応を聞き、子供に同情したり慰めたり、お休みしたこともありました。
そんな中、先生方は本当によく見ていて下さっていて、甘やかしすぎることなく子供の気持ちに寄り添って頂いたようです。付かず離れず見守って下さったお陰でしょうか、気づいたら行きたくないと言わなくなっていました。
そして、年長になってからは「皆勤賞を目指す!」と張り切っていて、「幼稚園を休みたくないから」という理由で、うがい手洗いも欠かさずにしています。実際のところ、皆勤達成まであと少しになっていて、変われば変わるものだと、本当にうれしく思っています。
幼稚園という小さな社会は、この先長く続く学校や社会の入口ですし、自分と他人との折り合いをつけて、自分を表現していってほしいと思っていました。
最近の様子を見ていると、幼稚園で学ぶべきことは何とか達成できて、安心して小学校に送り出せると感じています。
さて、白梅幼稚園は『バスなし、給食は週1』という、手間のかかる幼稚園と思われているようです。他の幼稚園のお母さんに「大変でしょう?」と言われたこともあります。
しかしながら、送り迎えの時間は、私にとっては大切な時間でした。
冬場に下の子をおんぶして歩くのは確かに大変でしたが、小学校に入ったら勝手に行って勝手に帰ってくるのです。春、桜の花びらを拾いながら歩いたことや、夏に汗をかきかき水筒の水を飲んだこと、冬、氷の道を滑って転んだことも、そして、門の前で待っていて下さる園長先生の笑顔も、この子が大きくなってもきっと忘れないだろうと思います。
降園時に担任の先生がその日のクラスの様子を話して下さるのも送り迎えならではの楽しみです。毎日先生にお会いできるので、気になることはいつでも相談できるのは本当に安心でした。
お弁当については・・・特に凝ったものなど入れないので、慣れてしまえばすぐにできます。他の皆さんも普通のお弁当のようでした。
空っぽになったお弁当箱を洗うのはうれしいことですし、食べ残しがあれば、お腹の調子が悪いかな、など体調にも気づくことができます。
白梅幼稚園には、派手なこと、流行りなことは何もありません。でも、日々の小さな積み重ねや季節の行事を大切にしています。
小さな子供にとって、当たり前のことを当たり前にできるようになるためには、その小さな積み重ねがどんなに大切なことか、白梅での生活が教えてくれました。
そして先生方の温かい見守りと声かけのお陰で、娘がこんなに成長できたことに、心から感謝しています。本当にありがとうございました。