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2007年10月の記事は以下のとおりです。

失敗体験

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  (写真は、最近の年中児の遊び)

 今日の降園後の職員室での話題は、ある有名な宮大工の話になりました。
 その宮大工の弟子を育てる話を要約すると『仕事を覚えるためには、同じ場にいて、同じ物を食べ、同じ事をしていると、自然に学ぼうという気持ちが湧いてきて身についていくものである。
しかし中には、自分から学ぼうとする気持ちがない人もいる。そういう人には、こちらから教えるが、なかなか覚えることが出来ない。
教えることは簡単で、親切なことのように感じるが実は一番のまわり道なのである。
厳しさのないやさしさは、甘えにつながるので、結局は長く続かず、仕事を辞めてしまうのである。』というような内容でした。

 子どもも小さければ小さいほど、体験を伴わない知識を入れることは望ましくないのです。
素の子は喜怒哀楽の感情がストレートで、表情が豊かです。
感動すると跳び上がって喜んだりします。
 また、子どもにつらい思いをさせたくなくて『〜したら〜になってしまう』と、行動する前から失敗することを教えてしまう親がいます。
しかし、小さい時に失敗体験を沢山しなければ、大きくなってからの失敗に耐える力や対処法を考える力が弱いのです。
親として、失敗するとわかっている我が子を見ていることはつらいでしょうが、じっと我慢して、子どもが考え行動していることを見守りましょう。
そして、失敗して泣いて来た時に、やさしく抱いてあげてください。
きっと、強い心とやさしさを持った大人に成長することでしょう。

2年後の葉っぱ(年少)

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  (写真は、空き箱を利用して遊ぶ年少児)

 K教諭から聞いたお話です。
 
 園庭の紅葉の木の周りに、年少組のMちゃんとYちゃんがいて、何やら話をしていました。
M 「Yちゃん、お願い!あのきれいな葉っぱ採ってちょうだい」
頼まれたYちゃんは活発な子なので、木に登り始めました。
でも、上まで登るには怖くて、葉っぱに手が届きません。
Y 「う〜ん、あのね、5歳になったら届くから、そしたら採ってあげる!」
するとMちゃんはK教諭の方を見て
M 「K先生は届くから、採ってちょうだい」とお願いしてきました。
K教諭は「せっかくYちゃんが5歳になったら採ってくれると言ってくれてるから、先生は採ってあげない。待ってようね」と答えたそうです。
Mちゃんは素直に「うん!」と納得して、2人で別の遊びに向かって行ったとの事。

 この話は3歳児のかわいらしさがよく出ていますし、2人の気持ちを考えたK教諭の言葉に「なるほど」と感心させられました。

保育参観(年長組)

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 10月26日(金)、年長組の保育参観がありました。
 
 自分達が作った作品(前に紹介した協同画もあります)をお家の人と一緒に見たり、好きな遊びをしているところを見てもらったりしました。
また、保育室ではお母さんと一緒に指人形作りをしました。
まずは、その紙粘土作りからご紹介しましょう。
 ①トイレットペーパーを3〜4日間、水につけます。
 ②よく絞って、広げ乾かします。
 ③いせぶ糊を鍋で煮溶かし②を混ぜてこねます。
こうして作った紙粘土で人形の頭を作ります。まだ色を塗らないので、真っ白な顔でした。
どんな指人形になるのか楽しみですね♪
 (写真の男の子はライオンを作りました。)

保育参観(年中組)

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 10月25日(木)、年中組の保育参観がありました。

 子ども達が自由遊びをしている様子を見てから、ホールで親子共同の『糸引き画』を作りました。
『糸引き画』とは、赤・青・緑・黄の色が入った皿にタコ糸を入れ、画用紙を半分に折った中にその糸を入れて引っ張ります。思いがけない模様が出来て素敵ですよ!(写真の糸引き画の題は『虫の世界』)

 絵の具の色が飛び散ることがあるので、真剣な顔の親子や、大笑いの親子等、その家庭の雰囲気が垣間見れて、なかなか楽しかったですよ。

 写真を撮りに部屋に入ったのですが、恥ずかしがり屋(?!)のお母さんが多くて逃げられてしまい、陰からこっそり撮った物ばかりです。お母さん方、どうかご協力をよろしくお願いします(^_^;)
 
 その後、3階和室で園長より『岩山徒歩遠足』(歩くことの大切さ)や『アーラム大学生との交流会』、今年初めて実施しました『一日入園体験会』の様子とお礼、後半は外山滋比古氏(英文学者・評論家)の『毎日のことばかけが、子どもの心を育てます』のプリントを使ってのお話がありました。

協同画(年長)

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 年長組で、協同画を描くことになりました。
木を1本にするか2本にするかで意見が分かれ
 『2本にする』が5人
 『1本にする』が12人でした。
白梅幼稚園の先生方は、安易に多数決で決めたりはしません。
お互いが納得できるまで話し合い、全員が一つの意見にまとまってから事を進めるように努めています。

 『話し合う』と決まったら、一人一人が勝手なことをバラバラに言い出しました。
先生は「好き勝手なことを一方的に言い合い、その答えを先生が言うのは年中組の時の話し合いです。年長組になったら、相手の意見を真剣に聴いてから、それについての自分の意見を言うようにしましょう。」というような内容の話を子ども達にしました。
 すると、子ども達はお友達の意見をしっかり聴いて、それに対しての自分の意見を話し出したのです。

 「木は2本!」と、少数意見を譲らないA子ちゃんに対して、B子ちゃんが「木が1本になると空いたところに花や動物が描ける」と言い出しました。
他にもいろいろな意見が出て、反対していた5人の子達は笑顔で「わかったよ」と言い、それに対してわかってもらった子達は「わかってくれてありがとう!」ということになったのでした。

 この話し合いは、思ったより時間がかかってしまい、昼近くになりました。
しかし、先生達は『協同画を描き始めるのは明日ではなく、気持ちが盛り上がり、ひとつになった今だ!!』と決断しました。
 こうして年長組の協同画作成の一日目が始まりました。

アーラム大学生との交流会(その2)

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 子ども達は学生達と一緒に遊んだり、ホールでお遊戯や歌を披露しました。
『ドンジャンケン』では子ども達が2回とも勝って大喜びでした。
 また、年長は保育室で英訳の絵本『いないいないばあ』『ぞうさんのさんぽ』『いいかお』を読んでもらい、いつもの言葉が英語に変わる不思議さに驚いたり感心したりしていました。
 最後に折り紙を教えあって一緒に折り、学生さんにプレゼントしました。

 なお、その様子はIBCの夕方のニュース『ニュースエコー』で放映されたり、翌日の新聞『岩手日報』『盛岡タイムズ』に記事が掲載されました。

 アーラム大学のホストファミリー会の通信に、2007SICEプログラム統導教官のDavid Link Mcconnel氏からのメッセージが掲載されていました。その中に
“Cultures don't meet,people do.” (文化が交流するのではなく、人々が出会うのです。)
ということわざがありました。
 子ども達の心に、今日の楽しかった出会いがいつまでも残り、外国の方々とも臆することなく交流できるような大人になることを願っています。

アーラム大学生との交流会(その1)

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 10月18日(木)、『アーラム大学生との交流会』が行なわれましたので、2話に渡りお知らせ致します。

 『アーラム大学』とは米国・インディアナ州にある、日本語研究では全米で3本指に入る大学です。
 アーラム大学と盛岡市は30年以上前から交流を続けていて、学生達は8月中旬〜12月上旬までホームステイをしながら、市内中学校・市立高校の英語助手(週3回)をしています。残りの日は地域の人々との友好を深めたり、日本の国の文化を学んだりします。

 白梅幼稚園の伊藤正通園長は30年前からこのプログラムに関わり、3回アーラム大学を訪問しています。
3年前までは学生が帰った翌月の1月に、今度は市内の先生方と市立高校(英語科の)生徒がアーラム大学(幼・小・中・高・大を訪問等)2週間研修をします。
 伊藤園長が盛岡・岩手からアーラム大学研修に参加した先生方の会の会長をしている縁で、昨年から当園を統導教官と学生達が訪問し交流しています。
   ……………続く

一日入園体験会

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 10月16日(火)、来年度入園を希望する保護者と子どもを対象とした『一日入園体験会』が行なわれました。
 今年初めての企画なので、何人くらい参加するのか全く見当が付かず(50人くらいでした!)、参加した子へのプレゼントは年中・年長児に作ってもらいました。『お客様へのプレゼントはできるだけ、買った物ではなく手作りで』という、白梅幼稚園の教育方針から
 ○ 年長には『いろんな楽しい物が入っているバック』
 ○ 年中には『紙粘土のペンダント』
を作ってもらいました。もらった未就園児達はとても喜んでくれました!
 
 各クラスからは歌と踊りを披露しました。
みんなの笑顔と、伸び伸びとした発表に釣られて、一緒に踊りだす未就園児もいました(とっても可愛かったですよ♪)

 参加した保護者の方にアンケートを書いていただいたので、感想をいくつかご紹介します。

 ・ 子どもと同じ目線で保育している様子がわかり、来てよかったです。
 ・ 子どもを伸び伸びと、かつ考えさせる力を身に付けさせる教育に素晴らしさを感じました。
 ・ 来年からお世話になろうと思っています。子ども達が自然で明るく過ごしているようで、とても好感が持てました。
 ・ 伸び伸びとした子ども達を見させていただくことができて大変良かったです。先生方の一生懸命さが伝わってきて、温かい気持ちになりました。

 皆様、有り難い感想をたくさん頂戴し、心から感謝申し上げます。

父親の威厳

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  (写真は6月23日年少組のお父さんの会から)

 ある経済評論家が「給料が自動振込になってから、お父さんの威厳がなくなった」と言った事から、今日の降園後に『父親の威厳』が話題になりました。
 確かに巷では、服とかおもちゃを「誰に買ってもらったの?」と尋ねると「お母さん!」と答える子がいます。
お母さんと一緒に銀行に行き、お金を引き出してから買い物に行くので、お父さんの存在が見えません。(お母さんが財布を握っているのは事実なのですが…?!)
 やはり、機会を見つけて『お父さんが働いてくれるからだ』と話す事が大切であるということになりました。
 
 数年前に話題になったことですが、ある家庭では子どもが朝起きるとお父さんは既に出勤していますし、夜は眠ってしまってから帰ってくるので、食事はいつも母子だけです。
お父さんが家族のために一生懸命働いていても、それが子どもには見えません。
そのために、たまの休日にいる父親を見て、母親に「ねぇねぇ、あの人、夜から遊びに来てたの?」と子どもが言ったそうです(実話ですよ〜!)
ですから、食事の時も姿はなくても、お父さんのことを少しでも話題に出すようにしたいものですね。
もちろん、白梅幼稚園のお母さん方はしっかりとお父さんを立てていますよ(^^)v  子ども達の幸せそうな顔を見るとそれがわかります。

交通安全教室(年中・年長組)

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 10月17日(水)盛岡市市民活動推進課交通安全係のご協力を得て、交通安全教室が行なわれました。
 交通指導員の3人のお姉さん達が、横断歩道の渡り方のお話やビデオ、歩行実技指導をしてくださいました。また、着ぐるみのチャッピー(青いネズミ)も加わって、楽しくわかりやすい交通安全教室でした。
 横断歩道を渡る時は、横断歩道の前で止まり、信号が青になったのを確認し手を高く上げて、右、左、また右を見て手を上げたまま渡ります。さて、問題です。青の信号が点滅したら、『進む』か『戻る』か…?!   答えは『近いほうに行きます』
…「お母さんは、ピカピカしたら僕の手を引っ張って大急ぎで走って渡るよ〜!」って言う子もいました。すると、交通指導員のお姉さんは「家に帰ったら、お母さんに教えてあげてくださいね」と言っていましたよ。
 『安全第一』、親子でもう一度交通ルールを確認しましょうね。

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