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2011年05月10日の記事は以下のとおりです。

いちご組のお世話(年長)

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画像:好きな遊びで、年長と年少が一緒に遊んでいるところ

(文:阿部)

 入園式の次の日から、年長児そら組の子どもたちは、3歳児いちご組を、主として登園時のお世話をがんばりました!

 クラス全体で新入園児のお世話について話し合った時、自分たちが年少組または、年中組の時、「そら組さんに優しくしてもらって嬉しかった」と話す子や、お世話してもらったことを断片的に覚えていて嬉しげに話す子もいました。

 門のところでいちご組の子どもたちを出迎え「おはよう」「一緒に行こう」「一緒に手をつなごう」と声をかけ、一緒に玄関先まで連れていったり、一人でお世話することが照れくさくて友達複数で迎え、かかわったりする様子も見られました。
 中には、お母さんとの別れに大泣きしたりする子やカバンなどの始末もせずにそのまま遊び出そうとしたりする子などに、どう接したらいいかと困りながらかかわる様子もありました。思い通りにいかないことの方が多かったかもしれません。

 現在、日にちを重ね、いちご組の子ども達が笑顔で登園するようになってきている姿が目につくようになり、クラスのみんなで喜びあっています。

エピソード1
 そら組のK君はいちご組のY君に、「おはよう!一緒に行こう」と声をかけました(K君はイメージ通りに行くと思っていたようでした)。
Y君から「一人で行く〜」と言うことばが返ってきてK君は、がっかりした表情をしていました。それを見たY君のお母さんは、『せっかく誘ってくれたのに…』という思いから、K君に「ごめんなさいね」と謝っていました。
 私は、K君に「お母さんから、離れがたかったY君が『一人で行く〜』と言えたのは、嬉しいことだよね」と話すとK君は「あっ!〜そうだ!」と納得し喜びました。
側にいた園長先生、お母さんも笑顔。K君と私も笑顔で「Y君、いってらっしゃい!」と声をかけました。Y君は、ひとりで担任が待つ、いちご組へ歩いて行ったのでした。

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