リレー本番までの過程(年長)
- 2010/09/27 13:15
- カテゴリー:子どもの生活の中から
【画像:運動会のリレー本番】
(文:阿部)
【 9月3日(金) 】
H君は、リレーで負けたことが悔しくて、どうにもこうにも気持ちを立て直せずにいました。
そこに、T子ちゃんがH君に「遅く走ってごめんね」と謝っています。
H君は何もいわず、首を横に振りながら
「T子ちゃんは、何も悪くない。自分が追い越せなかったことが悔しかった…」
T子「ふーん、でも、次、T子頑張って走るからね。」
H「僕も頑張るよ」
この日の昼食時間・・・
H君が嫌いなピーマンを食べていました。
本当に嫌いな様子で、少しかじって苦そうな表情をしながら食べ、すぐさまお茶を飲む、を繰り返していました。
「嫌いなピーマン全部食べた。お母さんは残してもいいからって言ったけど食べたんだ。だって頑張って嫌いなもの食べれば、次のリレーで頑張れると思って!」
その後の、リレー活動で、接戦の末勝利することができ、チームのみんなで喜び合うH君の様子が印象的でした。
【 9月8日(水) 】
負け知らずのチームで走っているK君が2位になり、悔し涙を流していました。
勝つ喜びばかり経験してきたので、負けて初めて相手側の気持ちを知ることが出来たようです。
K君に限らず、このチームの子どもたちにとっては貴重な経験をしたと思います。
良いことも悪い事も、いろいろな体験をすることは、幼児期は大切なことだとしみじみ感じる担任でした。