忘れ物
- 2008/11/14 10:43
- カテゴリー:子どもの生活の中から
【画像:11月14日(金)年中児達の自由遊びの様子
①空き箱を組み立てたレールにビー球を転がす ②なわとび ③ブロックで作った大型自動車(座っている子が運転手)】
子ども達は、お弁当のコップや箸を忘れた時は、私(事務)のところに借りにやってきます。
初めて借りに来る子の場合、私の顔を見ると「箸!」「コップ!」と単語で訴えて来ることが多いのです。
私「私は、お箸(コップ)ではありませんよ―。」と、ちょっと意地悪をします。子どもは戸惑って困った顔をするので
私「お箸(コップ)どうしたの?」
子ども「忘れた」
私「どうすればいいのかな?貸して下さい…かな?」
子ども「貸して下さい」
私「では、最初から」
子ども「お箸(コップ)忘れたので貸して下さい」
私「いいですよ―♪立派に言えましたね!」
と、家庭では単語で済むことも、幼稚園ではきちんと言わせるようにしています。
次からは立派に借りにくるのですから、お母さん、たまに忘れるのも良い体験ですよ。
白梅幼稚園では、困った体験をすることを奨励(?!)しています。
小さい時に、困ってどう対処して行ったらいいか自分で考え、成功する体験を積んでいると、生きていく力が強くなるという考えです。ズックだって、絵本カバンだって届けないで下さいね。忘れた自分が悪いのですから、自分で解決させるのです。
よく「忘れたお母さんが悪い!」と怒る子がいますが、私は
「自分の物は自分で準備するものだから、お母さんは悪くない」
と言います。
たまに、お弁当を忘れてくる子がいます。これは本人にとってかなりのショックです。泣く子が多いです。
お弁当に関しては、お母さんが気付いたら届けてください。「後でお母さんにありがとうって言おうね」とお母さんのありがたみを伝えておきますから。
でも、気が付かない場合は私が、隣の田中商店や近くのサンクスにパンやおにぎりを買いに走ります。担任の先生も、その子にきちんと買ってきてくれたお礼を言わせます。
私は、挨拶と笑顔があれば人間関係で悩むことが少ないのではないかと思っています。(実はこれが難しいんですよネ!)