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2009年04月の記事は以下のとおりです。

4月の園便り(文:園長)

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 別れの3月が過ぎ去り、出会いの4月となりました。
 今日の日差しはようやく春近しを感じさせ、新学期を迎えるにふさわしい温かさになって来ました。
 
 先日17日に小学校に32名を送り出し、少なからず寂しい思いが残っておりましたが、25日に今度入園するいちご組27名、ほし組1名の説明会を行ったり、新年度に向けて保育室の移動や諸準備に全職員で取り組む中で、今年度も新鮮な気持で子ども達を迎える準備が整って来ました。
 月末には業者に全館の掃除をしてもらい、保育室やホールの床も窓も見違える様にピカピカとなり、あとは新年度を待ちかね、張り切って元気に登園して来る子ども達を待つばかりとなりました。

 昨日4月1日には、私から今年度の教育方針を先生方にお話し、今年度も全員で共通理解の下、全身全霊で子ども達を保育していく決意を新たにしたところです。

 この時期になるといくつになっても、子ども達とどんな出会いが待っているだろうか、またどんな楽しい事がいっぱいあるだろうかなとか、わくわく感で胸が躍ります。

 今年度も保護者の皆様と連携をより密にして、現在のお子様が1年後には夫々大きく成長した姿を皆様と共に喜び合える様に、じっくりゆっくり一歩ずつ地道に目に見えない根っ子の部分をしっかり育てて参りたいと思います。ご協力の程よろしくお願いします。 

入園式

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 4月10日(金) 入園式が行われました。

 朝から良いお天気で、準備しながら
「天気が良いだけで、新入園児の幼稚園に対する第一印象が良くなるから、よかったねぇ♪」「今日も泣く子はいないねぇ♪」

 …ところが、ところが…今年は数年ぶりに、大泣きする子がたくさんいて、先生達は大変だったようです(汗)
園長先生が「これをビデオに撮って、この子達の卒園式でいかに立派になったか見せたいものだなぁ」と言っていました(笑)
 お父さん、お母さんに必死に押さえられている子もいましたね。
先生達は、このくらい元気な子の方が、その成長が見えてやりがいがあると話しています。
 その証拠に、年長さんのお祝いの言葉と歌、式の間の態度が立派でしたね。
この子達の中にも、2年前にはわけがわからなくて、手に負えない子が何人かいたものです。
 集団の力も勿論ありますが、先生達はその子の長所を伸ばしながら、白梅精神である「自分で考え」「自分で決めて」「すすんでやる子」のもと、生きて行く力を身に付けて行けるよう、日々頑張っているのです。

 今年度もどうぞよろしくお願い致します。
 
 【画像の花】入園祝いのひとつ
 名前「ノースポール」…意味は「北極」 
 花言葉「誠実」

あっという間

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 3月に32名の卒園生を送り出した坂東先生。今年度は16名(去年の半数)の、年中組担任です。人数が少ないことが寂しいようで…

 春休み中に下駄箱やカバン掛けに、その子の名前シールを貼る時も
「あっという間に終わってしまう。何をするにも、あっという間!」
「みんな集まってぇ〜!と言っても誰かどこかに隠れている?と思うくらい少ないのね。数えてもすぐ終わるし…誰か転勤してきて欲しい!」と言っています。(園長先生も私、事務も同感です)
 
 年長から年中担任になって、気を付けていることは…
「話が一度で通じないので、子どもが集まったらすぐ、話のポイントを手短に話します。年長の時のように説明なんてしていると、いつの間にかいなくなるんですよ―っ!」だそうです。

 今日も坂東先生は、園庭で子ども達の遊びに入りながら
「年長では考えられない遊びだ―!」と言いながら、女の子と一緒にバンビに乗っていました(♪)
 また、年長より体が小さいので、男の子と相撲をとりながら
「簡単に持ち上げることができる!」
と楽しそうでした(♪)

 園長先生が「先生達も春は、慣れるまで大変ですが、新鮮な気持になれるから良いのです」と話していました。

6年ぶりの年長担任

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 阿部先生は、6年ぶりに年少から年長組担任になりました。

 始業式(一日目)の降園後、先生達の休憩時間でのことです。
 阿部先生の第一声が
「疲れた―!6年ぶりに自分に気合を入れて、頑張らなきゃダメだ―っ!」
わけを聞くと…

 園庭で、(年少のつもりで)「さぁ、先生をつかまえてごらん♪」と、駆け出しました。いままでは3歳児だったので、もちろん阿部先生の圧勝です。
 ところが5歳児は簡単に追いついてきます。そこで、必死に逃げる。それでも年長ともなると体力があるから追ってくるのです。
 しかし阿部先生は陸上競技経験者。つい頑張ってしまうらしいのです。

 2日目…
「春から言葉が通じて、会話のやり取りができることがうれしい!」
 3歳児は、ほとんどが自分の世界で遊んでいて、言葉もはっきりしません。5歳児の会話力に感動したようです。だからこそ、こんなことも『あり』ですね♪

 いま年長では、4月10日(金)の入園式での「お祝いの言葉」を考えています。
子ども達「いちご組さん、入園おめでとうございます!――中略――明日、元気に幼稚園に来てください!」
阿部先生「入園式の次の日は土曜日でお休みですね。」
子ども達「(ちょっと考えてから)明日の明日の明日、来てください。」…気持は伝わってくるけど…ね!

緑になったんだよ

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 前年度、年中組担任だったあかね先生から聞いたお話です。

 今年度、年中組になったR君があかね先生に自分の名札を見せながら
「緑になったんだよ」
と言うので、あかね先生は単純に
「はは〜ん、1つ大きくなったことが嬉しくて全部の先生に見せているんだね」
と思ったそうです。
 ところがR君は、あかね先生だけに見せたのだそうです。R君の行動を分析すると…

 年少だった時に、R君の心の中には
「春になったら、あかね先生が僕の先生!(ワクワク…)」
と思いながら過ごしてきたのに、意に反して僕だけ1つ大きくなり、あかね先生はむしろ1つ小さくなっていちご組(年少)になったことが「どうして?」「なぜ?」と不思議なのです。
そう思っている子は結構いるようで、園長先生に
「何で、あかね先生はダメなの?!」
と聞いてくる子もいるそうです(決定権が園長先生にあることを知っている?!)。
 子どもは小さいなりにも、これから先の自分の動向を考えている証拠だと感心しました。

手のひらを太陽に

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 4月6日(月) 今日から子ども達(年中・年長)が登園して来て、静かだった幼稚園がまた活気付いて来ました。

 始業式で園長先生がお話の最初に「手のひらを太陽に」の歌を歌い出しました。初めて聴く園長先生の歌に、子ども達はもちろん、私達教職員もびっくり!
なぜこの歌を選んで歌ったか…その理由は心温まるお話がきっかけでした。

 今朝、園長先生が園庭で、登園して来る子どもやお母さん達に挨拶をしていると、年長のK君が「虫死んでるよ」と、地面を指差して教えてくれました。見るとカマドウマ(通称:便所コオロギ)が死んでいます。
 園長先生は「餌を探しているうちに、寒くて凍え死んだのかもしれないね。かわいそうだね。」と、虫をつまんで花壇の草の上に置いてあげました。
 するとK君は、近くのちょっと大きめの葉っぱを採って来て、虫にそっとかぶせてあげたのでした。
 園長先生はK君のやさしさに感動したことを、この歌で子ども達の心に訴えたのでした。

 ♪ 僕らはみんな生きている 生きているから…みんな みんな 生きているんだ 友達なんだ ♪

 人も虫も…みんな、命があって同じ様に生きている事を、子ども達はきっとわかってくれたと思います。

転園児のお母さんからのお便り

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 【画像:4月3日(金)年長・年中組の保護者懇談会の間、別の部屋で遊んで待つ子ども達】

 先日、転園して行ったT君のお母さんからお便りをいただきました。T君の家は転勤が多くて、幼稚園も3園に通われました。
 
 ちなみに白梅幼稚園は転勤者が多く、北は北海道、南は沖縄まで全国各地から転園して来ます(時々、帰国子女の子ども達もいます)。
 ですから専業主婦のお母さんがほとんどで、園バスがなくても子ども達の送り迎えができるのでしょう。

 園バスがないということは、担任との連絡が密になることは勿論ですが、園内で教職員全員がそろう時間を長く取れることは、子ども達を共通理解する上で必要なことだと感じています。
 また子ども達も一斉に帰れるので、その後お母さん同士がより親しくなれる(友達を作り易い)という利点もあります。
 また、お母さんと手をつないで通う幼稚園への道のりを、子どもは親子の温かい思い出として一生忘れないことでしょう。

 T君のお母さんのように、転園や卒園して行ってからこうして感謝のお便りをいただくことが、本当にありがたく、日々の仕事の励みになると、みんなで話しています。ありがとうございました。

 【T君のお母さんから】
 
 ご無沙汰しております。
皆様お変わりなくお元気でいらっしゃいますか?
我が家はお陰様で、皆元気にしています。
 Tは、先日3園目のA幼稚園で卒園を迎えました。
 転園後、一日も休まず(インフルエンザを除く)普通に登園できたことを嬉しく思っています。
 そして、白梅幼稚園で過ごした2年間を振り返り、子どものことを第1に考え、ゆっくり時間をかけて子どもと向き合って下さったことに感謝しています。
そして「大切なことは何か」ということを学びました。
 2年間でしたが、白梅幼稚園に通うことができて、とても幸せでした。
 いろいろとお世話になり、本当にありがとうございました(^^)

      Tの母より 

天才

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 画像:仲間と楽しく遊ぶ子ども達(昨年度卒園児達)

 昔々、私(事務)が白梅幼稚園に就職する前の、事務のFさんから聞いたお話です。

 当時は子どもの数が多くて、年中と年長組2クラスずつで160名を超えていました(年少組はありませんでした)。

 その中にA君という漢字の大好きな男の子がいたそうです。
ある日、担任の先生が「すごいんですよ、A君はどんな難しい漢字も読めるんです!」と、事務のFさんは言われ「どれどれ…本当かな?」と、職員室にやって来たA君に消防用放送機器に書いてあった『交流電源』を指差して聞いてみました。
A君は「こうりゅうでんげん!」と自慢げです。
そこでFさんは紙に『啄木』と書いて見せました。A君は「ぶたき!」 それを聞いたFさんは「これはすごい!本物だ!」と納得したのでした。Fさん曰く『啄』を『豚』と間違えるほど漢字を知っていると思ったとか…(笑)

 A君のお母さんの話では、A君は自分から新聞の活字に興味を持ち、家族に聞いて覚えたそうです。
 Fさんも担任も「この子は大きくなったら博士になる天才かもしれない」と思ったそうです。

 ……それから何年か経ち、担任はA君のお母さんと道路でバッタリ会いました。
担任は「A君は、学校ではさぞかし国語が得意なのでしょうね」と聞いてみました。
 すると意外にも「それが…、小学校に入ったら国語の勉強が簡単すぎてつまらないと嫌いになってしまったのです。中学いっても結局は興味が持てず、ひどい成績で、幼稚園時代に覚えた多くの漢字もすっかり忘れ、ただの国語嫌いの子になってしまいました。」との返事だったそうです。
お母さんがそれに付け加えたことは「幼児期に漢字を何でも読む我が子がほめられると嬉しくて、聞かれるままにどんどん教えていきましたが、よく考えると、退屈だったから大人に聞いてきたんですよね。そんなことよりも、子どもの中で遊び、もまれて人と関わっていく方法を覚えていった方がよかったのかもしれません。」とのことでした。

 しかし、それ以後誰もA君やお母さんに会っていないのでA君がどんな大人になったのか知りません。もしかしたら高校生では国語が好きになり…博士になったかもしれません。

 他人は一部分を見て、その人を評価する傾向にありますが、一生を見てみないとその人の人生が良かったのか悪かったのかわかりませんよね。
 でも、幼少期に『早期教育』とか言って『お勉強』の詰め込みをすることより、多くの人に出会い、仲間を作る方法や自分の好きなものをみつけることの方が、人生の財産だと白梅幼稚園の先生達はよく話しています。

新年度一日目

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 4月1日(水) 本日から新年度です。
 職員会で園長先生から「新年度を迎えるにあたって」と題し、目標や取り組み、報告等の話しをいただき、続いて全教職員で一年間の行事予定表や仕事の分掌確認をしました。
 一年分を決めるのですから、毎年のことですが一日かかりました。

 今年度は『なんでも相談日』が新設されました。
これは、気軽になんでも園長先生に話を聞いてもらい、相談できる日なのです。子育てで悩んでいることは勿論ですが、家庭のことや地域のこと等なんでも結構です。園長先生と話をしてみたい方でもO.Kですよ!園長先生は、しっかりと受け止めて下さる方ですから、遠慮しないで申込んでくださいね(卒園児のお母さんでもいいですよ!)。

 だいぶ暖かくなり、春らしくなって来ましたね。
 4月10日(金)の入園式を心待ちにしている新入園児のみなさん!先生達も、靴箱やかばん掛け等にみなさんの名前やマークをつけたり、いろいろ準備しながらみなさんと会える日をとっても楽しみにしていますよ。

 園内の床やガラス、電球等の掃除も業者に委託して、昨日一日かけてピカピカにしてもらいました。
 昨年の冬に、窓枠に『不思議な足跡』を発見し、子ども達は「どろぼう!」「オバケ!」と大騒ぎしましたね。私(事務)は、お掃除の人の足跡だと思うとブログに書きましたっけ。
昨日ガラスを拭いているお兄さんを見ていて「あ…っ!」「やっぱり!」と確認した次第です(笑)…夢を壊さないためにも、どうか子ども達にはナイショにしておいてくださいね♪

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