降園後の教育談議から(その3)
- 2007/04/18 11:10
- カテゴリー:子どもの生活の中から
(写真は園庭で遊ぶ子ども達…木登り・皆で誕生日・窓からこんにちは・砂絵)
登園するとすぐに「〇〇ちゃんの家に遊びに行っていい?」とお友達に何度も訊く子がいます。親が友達を与えるために毎日のように連れて行っているからです。
友達と遊ぶことはコミュニケーションを図る上でも大切なことですが、与えるのではなく友達も遊びも自分で見つけるのが基本です。楽な方法ばかりを与えていると成長しても自分で楽しいことを探せなくなります。放っておくことが大事です。
降園後の子どもは大人が考えている以上に疲れているものですから週に1回程度なら良いとは思いますが、その時もできれば子どもだけ遊びに行かせるようにし、その家のお母さんに従うようにさせたいものです。その方が、本当の友達を作る要因になると感じます。
よく3歳児で入園してすぐに「うちの子は友達と遊べない」との悩みを聞いたりしますが、3歳児はひとりひとり独立して遊んでいるのが普通です。そのうち集団生活に慣れ、周りの友達と関わって遊ぶようになるのです。ひとりでいても、好きな物(虫、砂、石、花でも)があるならそれで良いのです。お母さんが何でも先に先にとお膳立てしないで、長い目で見ていただきたいものです。子育ては、親も我慢が必要なのです。