個性
- 2009/09/08 10:34
- カテゴリー:子どもの生活の中から
【画像:9月8日(火) 未就園児とその保護者を対象としたひよこクラブの様子】
私(事務)が、最近興味を持っている茂木健一郎氏(脳科学者)が「個性」について書かれた文がありましたので、かいつまんでお伝えします。
「個性」とは、生まれ持っている物(遺伝)と思っている人が多いですよね(私もそうでした)。
ところが、研究の結果は「他者との関係性が非常に影響している」ということがわかっているそうです。
約2割が両親の影響、残り8割は人生の中で出逢う様々な人から、少しずつ影響を受けているとか。
日本では、周りの人よりちょっとだけでも飛び出している人の個性を押さえる様な効果が働いてしまいますが、海外では対照的に、ちょっとくらいの個性では周りから感心されず、もっと個性を伸ばさないと評価されない国もあります。
今や経済も文化も、ユニークな個性を確立する人材なしには回らなくなってきています。
そこで茂木氏いわく
「これからの時代に向け必要なことは、集団の中で自分と違う個性を持った他者に出会った時に、お互いにその個性を認め合うこと」と。
茂木氏と同じ様に思っているお母さんもいらっしゃるかとは思いますが、実際、我が子があまりにも「個性的」ですと、悩んでしまいますよね。
白梅幼稚園では、教育方針の三つの柱「自分で考え」「自分で決めて」「すすんでやる子」にそって、ひとりひとり、その子に合った保育をし、それぞれの個性を輝かせて伸ばすよう、先生達は日々努力しているのです。これは、目が行き届く「小規模幼稚園」ならではの特権だと、私(事務)は思っています。