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2008年10月07日の記事は以下のとおりです。

宝物(年少)

アップロードファイル 400-1.jpgアップロードファイル 400-2.jpgアップロードファイル 400-3.jpg

 年少組担任のA教諭から聞いたお話です。

 K男くんが砂場で(一人で)山を作っていました。
スコップを使い、砂山のてっぺんに砂をかけ、ざらざらと滑り落ちる砂を面白がり、ふんわりとした砂のところをペタペタと音を立てて固めています。
その山が着実に高くなって来ている事を喜びながら
K男「先生、見て!僕の山だよ!まだ出来ていないんだ。もう少しなんだよ。よ―し、頑張るぞ―!!」
と、気合を入れ、また取り組み始めました。

 周りで違う遊びをしていたM夫くんは、遊びの手を止め、K男くんの様子を楽しそうに見ていました。

 A教諭は、K男くんの一生懸命な姿をうれしく思いながらも、K男くんに興味を示しているM夫くんが仲良く一緒に遊べるきっかけが何かないかな…と考えていました。

 するとK男くんが大きな声で
K男「あのね、この山をもっともっと高くしないとダメなんだ!だってね、この山は宝の山なんだ!だからなんだ!」
 それを聞いたM夫くんは、自分から
M夫「宝の山?本当?」
K男「うん、本当だよ!宝が入っているんだ。」
M夫「見せて」
K男「これくらいの高さになったらね。」
M夫「僕もやる」
K男「お―ぅ!いいよ。僕、ポニョの歌が好きなんだ。」
M夫「えっ?!僕もだよ!」
K男「一緒に歌おう!」
M夫「うん、いいよ!」
 ♪ポニョ〜ポニョ〜♪と、二人は歌いながら大きな山を作り上げ、喜び合い…そしてK男くんは「山の高さはこれくらいでいい!」と納得したのでした。
 
 その後、約束通り山を崩し始めたのです。
その後から…K男くんが言ったように、宝物が出てきました。
みなさんは、宝物は何だったと思います?

…砂の中からは、赤と黄色のシャベルが2本出てきたのでした。
K男「どっちがいい?」
M夫「ん〜、赤!」
K男「はい、赤あげる。僕は黄色!」
二人は嬉しそうに、一緒にまた砂を掘り始めました。

 宝物はシャベルだけではなかったようですね〜♪

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