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ぴょんちゃんWXロケット号(年長) その1

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 現在、ホールにはそら(年長)組が段ボールで作った、大きな大きなロケットがあります。それが出来上がるまでの紆余曲折の様子と共通体験が子ども達に与える影響を3話に分けてみなさんにお伝えします。
 詳しい内容は、担任の阿部先生から聞いたり、メモを見せていただいたりしました。

「ぴょんちゃんWXロケット号って、なぁに?」
そら組の誰に聞いても
「それはね…」と答えることが出来るでしょう。
なぜなら、そら組のみんながプラネタリウムでお星様の世界を味わいながらウサギのぴょんちゃんと一緒に「キャロット号」に乗って月旅行へ行って来たからです。
 それら、たくさんの出来事を子ども達は共通体験したのですから…

 昼食後、「ロケットを作る!」と言い出したA君とB君。
言葉だけではどちらのイメージも見えにくいので…阿部先生は、作るならどんなロケットなのか設計図を書いてみるよう声をかけました。
A君「ぴょんちゃんWXロケット号!」
B君「イカロケット!」
と、どちらも自分の考えを説明し出しました。
聞いてみると、ロケットを作りたい思いは一緒でも、ロケットの中身が違うことがわかりました。A君もB君も自分の意見を譲ろうとしません。
B君「イカロケットにしたらイカ飯がいつでも食べられるんだ!」
A君「こっちはジュースの自動販売機とかいろいろ付いているんだよ」
B君「ヤダッ!絶対イカロケット!」
A君「…」と、困った表情です。
そこにC子ちゃんが「私、操縦席作った!」
B君「すげぇ…これをイカロケットに付けよう」
C子「私はA君の方がいい…だってぴょんちゃんがいるんだもん」
B君「ぴょんちゃんいる方がいいのか…飲みたい時にジュースも飲めるし…」としばらく考え「A君のでいいよ!オレも入れて!ぴょんちゃんの方!」

 こうして3人はロケット作りをするために必要な段ボールを探しに阿部先生と一緒に物置に向かったのでした。
そこには、イメージ通りの大きな段ボール箱があり、3人の目は輝いたのでした。

【阿部先生のメモから】
 A君とB君が、ロケットのイメージを巡るいざこざを通し、自分のイメージを相手に伝えようと努力したり、その逆に相手を理解しようとするイメージの共有化、過程の中で得られる葛藤や喜びを通して仲間・友達関係が育つものと思う。

   …つづく…

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