そらぐみまつり(年長)
- 2014/09/29 17:24
- カテゴリー:子どもの生活の中から
(文:阿部)
きっかけは・・・
2学期になり妖怪ウオッチの顔の絵を描いて遊ぶ、数人の男児たちの姿が見られました。9月5日(金)A男が描いたいろいろな種類の妖怪ウオッチを見て、「お祭りに行くとさ、こんなふうに、お面がいっぱいあるよね!」その話を耳にしたB男は大きくうなずきながら「そうだ、いいこと考えた。いっぱい作ってお祭りみたいにしよう!」C男「そうしたら、たくさん作らないといけないよね!」D男「おれ、ジバニャンと武士ニャンとか描くの得意だから大丈夫」A男「僕は、こまさんとか描くから!」・・と。
自由画帳に描かれた妖怪ウオッチの絵
クラスのみんながおまつりに向けて
お面作りに向けて盛り上がった雰囲気が、自然と周りの子ども達に広がっていき、他の子ども達も「金魚すくい」「コロコロゲーム」「たこ焼きやさん」「くじびきやさん」「妖怪体操コンサート」…等、おまつりに関連した物を、考えたり、工夫したり、作ったりしながらおまつりの準備をし始めました。
クラスのみんなで「そらぐみまつり」
9月9日(火)、10日(水)、11日(金)運動会練習が終わると、すぐそれぞれが、お互いのお店を行き来して、おまつりごっこをする様子が見られました。
いちご組やほし組もよびたいね!
たっぷり楽しんだ子ども達の思いは・・「そらぐみまつり」を、いちご組、ほし組にも楽しんで(喜んで)もらおうという気持ちになっていきました。
みんなで話しあった事
① いつするの?何時から?値段はいくら?どうやって「そらぐみまつり」があることを知らせるの?・・・。
② それぞれの出店場所をどこにする?
③ 役割はどうする?
・・等、一緒に考え話し合いながら共通理解し、その日を心待ちにし、準備をしていきました。
9月18日(木)「そらぐみまつり」開店!
予想を上回る賑わいに子ども達の笑顔がいっぱいでした。
たこ焼き屋さん
「いらっしゃいませ。おいしいたこ焼きですよ!」
「どうぞ、こちらで食べてください。」
ころころゲーム
「さあ、どうかな~当たりかな~はずれかな~。」
金魚すくい
「いちごさんぐみさん、上手!上手!」
妖怪体操コンサート
「・・・♪~妖怪 妖怪 妖怪ウオッチチ~♪・・・」
くじ引きやさん
「お面があたりました。お面コーナーはあらちでーす。」
ばっちコーナー
「どのバッチがいいですか?好きなのをえらんでくださいね」
お面コーナー
「ジバニャンのお面、似合ってるよ!」
こうして、1日目の「そらぐみまつり」は大盛況で終わりました。
閉店後、「そらぐみまつり」の楽しかった事・嬉しかった事・困った事を伝え合い、“明日はこうしよう“と解決策を出し合い、作り直したり、準備したりする様子が見られました。
9月18日(木)「そらぐみまつり」開店!
大勢のお客さんにてんてこ舞いの1日目でしたが、2日目は、自然に年少児や年中児が並べずにいたり、バッチが付けられずにいたりする様子に気が付き、自分(達)なりに対応していく様子がたくさん見られました。
みんなと一緒に取り組んだ「そらぐみまつり」で、子どもたちは共通の喜びと嬉しさ、困ったときの解決策、「やった!」という満足感等をたっぷり体験することが出来ました。
賑わう「そらぐみまつり」の様子。
くじびきコーナー前の行列が長すぎて、混雑する状況を解消する方法を考えた子ども達!
2列に並ぶ方法「いちご組さんならんでください」
「ほし組はここにならんでください」
くじ引きの箱を組ごとにする方法。
「バッチ/お面付けてあげるね!」
うんどうかいの歌の曲で「そらぐみまつり」の歌を考えました。
歌詞の変更を提案している様子。