いちご組エピソード①『仲間に入るための条件…』
- 2012/11/22 17:14
- カテゴリー:子どもの生活の中から
【画像:①②ハンバーグ屋さん ③④サンドイッチ屋さん。「サンドイッチの中には、卵が入ってるよ」「レタスもだよ…」】
(文:阿部)
H男は広告紙を丸めたものをハンバーグに見立てハンバーグ屋さんを開店しました。
H男の「いらっしゃいませ〜ハンバーグはいかがですか」「どれにしますか」「はい、どうぞ」という、威勢のよい声が聞こえてきました。そこへ、急ぎ足で頭に紙袋を被ったA子とS子がそれぞれ、「入れて」と、やってきました。H男はその姿に、一瞬首を傾げ「?」つつも、「いいよ」とこたえました。
帽子をかぶることで、”いっしょにハンバーグ屋さんをしているね”という”同じだね”を共有している感じがしました。何とも(^o^)微笑ましい光景でした。
子どもの遊びの中には「いれて」「いいよ」と言ってあげられる時もあれば、「だめよ」と言ってしまう時もあります。「だめよ」と言った子の思いに耳を傾けると、中には、なるほどと思うこともあります。H男の場合、「だめよ」の思いは、「帽子を被ってきたら、入ってもいいよ」という理由と条件でした。