等身大の絵②
- 2009/10/05 16:08
- カテゴリー:子どもの生活の中から
園での様子や、行事ごとの園児たちの写真も入れて、随時更新しているのでぜひご覧下さい。
2009年10月の記事は以下のとおりです。
年長組で、友達がモデルになった等身大の絵が完成しました。
運動会では身体を使い、みんなで力を合わせることの大切さを学んだ年長組。今度は、知恵を寄せ合い、一緒に友達の身体を描いて表現してみようと、まずはモデルを決めることになりました。
7〜8人で1つのグループで、3つできるので、モデルは3人ですね。さすが白梅幼稚園の子ども達です。立候補で決まりました!
紙の上にモデルの子が寝て、その通りクレパスでなぞって行きます。運動会のリレーの様にクレパスでバトンタッチ。
ひとりひとりが、自分の課題をみつけて(髪や服、指等)楽しそうに作成していました。
エピソード①
やっと身体をなぞり終わって「やれやれ…」と立ち上がったモデルの子に
「合ってるかどうか確かめたいから、もう一回同じに寝てみて!」
モデルの子「…(無理)…」
エピソード②
モデルの子より鼻が大きくなってしまい…
「僕はこうじゃないよ」と、自分で鼻を直し始めました。
直すほどにますます大きくなって…ついにはグルグルと写真のようになりました。
こうして楽しみながら、子ども達は協力しあう素晴らしさを、また1つ体験したのでした。
今、白梅幼稚園には実習生が2人来ています。M県M短大のS子さんと、S子さんより1つ年上の岩手県M大学のH子さんです。二人とも白梅幼稚園の卒園児なのです。
当時はどこの幼稚園も2年保育が主で、3歳児から入園できる幼稚園は少なかったと記憶しています(現在の満3歳児入園と似ています)。
今でこそ少子化で1クラス20〜30名くらいですが、当時は40名以上、しかも各学年2クラスずつありました。
そんな中、在園児の弟妹がいる保護者から「下の子も入園させて欲しい」と言われ、当時の園長先生の鳥取和子先生(現名誉園長)が、職員室の隣の小さな部屋にじゅうたんを敷き、可愛い動物イスをそろえて3歳児を預ることにしたのでした。クラス名は「ひよこ組」。専任の先生ももちろんいました。
S子さんは、その2期生になります。
私(嶋田)が幼稚園に勤め始めた時に、S子ちゃんが入園して来たのでした。
S子ちゃんは身体が小さくて、入園したての頃は「お母さんと離れたくない」と、大きな目に涙をいっぱい溜めて一ヶ月以上も泣き続けました。その間、私はS子ちゃんを抱いて外を眺めながらお母さんがお迎えに来るのを待ちました。
私は初めての体験だったので「幼稚園とは毎年こんな感じなのだ」と思っていましたし、前にも書きましたが、私は2人目の子どもを亡くしているので、こうしてS子ちゃんを抱くことが苦痛ではなく、むしろうれしかったことを覚えています。
…ところが、後にも先にも…これほど長期間泣き続けた子はなかったのです。今だから言えますが、私の幼稚園勤務の中でS子ちゃんはNO.1に浮かんでくる子でした。
そのS子ちゃんが「幼稚園の先生になりたい」と実習依頼に来た時は、うれしかったですね。
小さかった身体は大きくなって、面影はそのままに、きれいな娘さんになっていました。
あんなに泣いていた顔は笑顔で、恥ずかしがり屋でほとんどしゃべらなかったのに、今ではハキハキと受け答えするのを見、その成長ぶりに驚きすら感じました。
後は、今の私は…S子ちゃんが自分の夢を叶えて、立派な幼稚園教諭になることを祈るだけです。
9月30日(水) 白梅幼稚園のホールに「朝鳥(あさどり)くん」がやって来ました!
朝鳥くんは、盛岡神子田朝市のマスコットキャラクターです。大きくて、可愛くて、元気で…♪ 子ども達は、大喜びでした。
お母さん達もおそろいのTシャツを着て、曲に合わせて踊る姿は、若々しくステキでしたよ♪
今年の「白梅おやっこ祭」(父母の会主催)は2回に分け、1回目はお母さん達手作りの品(剣・かざぐるま・お姫様スティック)を子どもたちにプレゼントし、2回目の10月13日(火)にはミニバザーが行われます。
ミニバザーは例年のように手芸品・リサイクル品・引き出物等も魅力ですが、この日「一日体験入園」に合わせて、白梅幼稚園のスモックやカバンのリサイクル品を安価で(1品100円前後)販売します…(父母の会の皆様、幼稚園のことを考えてくださってありがとうございます)。
ひよこクラブ(未就園児)の皆様、そして入園を検討しているご家庭の皆様、どうぞ10月13日(火)にいらしてみて下さいね。
【ないしょの話】
朝鳥くんの中に入っていたのは…
年少組のMちゃんのパパだったのですが、翌朝Mちゃんのママが
「うちの子が、中に入っている人は園長先生だと思っていたようです。父親だとバレなくて、よかったです。」
と、笑いながら報告してくれました。
実はその日、園長先生は頭をぶつけて額に大きな絆創膏を貼っていたのですが、Mちゃんはそれを見て
「朝鳥くんの中に入って頭をぶつけたからだね!」
と言っていたそうです(かわいいですよね♪)
一度、朝鳥くんの首がもげかかった時は、役員のお母さん方が大慌てで直していたのが愉快でした(笑)。
Mちゃんのパパも、本当にお疲れ様でした(感謝!)。