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2008年06月の記事は以下のとおりです。

便器(年少)

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 年少組のC君は、ひとりでオシッコができません。
必ず先生と一緒です。
 しかも、男子用小便器(立って用を足すタイプ)には全く足が向かず、いつも洋式便器の便座を持ち上げて…なのです。
 ところが先日、C君がうれしそうにA教諭に報告に来たのだそうです。
 C「オシッコ、上手にしれた(できた)!!」
 A教諭「わぁ♪よかったねぇ、頑張ったねぇ!」
 C「うん!…こっち(立ってする方)でも、しれる(できる)ようになる?」
 A教諭は、この時初めてC君の便器への思いを理解したのでした。
 男性は立ってオシッコができるから、どこで用を足しても同じと女性は思ってしまいますが、実はC君にとっては、家と同じ洋式便器が「トイレ」なのであって、立ってする方は全く別の(ワンランク上?!)物だったようです。

 大人になると、子どもの頃の事を忘れてしまい、何でも簡単にできたように思っていますが、実はそれぞれ段階を踏んでできるようになったのだと、改めて感じたのでした。

カタツムリさん さようなら(年長)

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 雨上がりの朝のことです。
今まで保育室で飼っていたカタツムリを「雨が降ったから逃がしてあげる」と、数人の子どもが園庭に出て行きました。
「アジサイの葉っぱに置こう!」
「ここ!」
「こっちがいいよ!」
と言いながら、大きい葉っぱの上にそっとカタツムリを置き、じ――っと行方を見ていましたが…雨がまた降ってきました。
「あ―っ、落ちる!」
「大丈夫だよぅ」
等と思い思いのことを言いながら、ひとつ傘の下で仲良く見ていました。
 そのうち、カタツムリを入れてきた容器に餌の人参が残っていたことに気付き
「これも置いておこうか?」
「うん、お腹空くもんね」ということで、人参も葉っぱの上に置いて、誰からともなく
「♪にんじぃん〜…玉ぁねぎぃ〜…♪」と、カレーライスの手遊びの歌が…低い声で…響き渡っていました。(この歌を聴きたい人は、年長さんにお願いしてみてください)

お茶の会(年長)

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 6月10日(火)今年度初めてのお茶の会がありました。
 今年度の年長組は、久しぶりに大人数なので、あっちにもこっちにもお抹茶をいただくグループが並んでいて、華やかな感じがしました。
 「このお茶、茶柱立ってないよぉ〜!」とT君。
お茶の先生は「これは茶柱が立たないお茶なのです。」と冷静に答えていました。(子どもならではの面白い質問ですね!)
 いつものように大丸屋さん特注の和菓子をいただいてから、いよいよお抹茶です。
後で「どうだった?苦かった?!」と聞いてみました。
 女の子「おいしかった!」(それは、よかった!)
 男の子「僕ね、頑張って飲んだ!」(…なぜか、薬感覚?!)

 和菓子のお題は「なでしこ」です。
 

ポチ(年中)

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 年中担任のW教諭から聞いたお話です。

 3人の男の子が、空き箱や広告紙で、何やら作っています。
見た感じリモコンで動くロボットのようです。
 W教諭「それなぁに?!」
 子ども達「名前はポチ!3歳の女の子だよ。8月15日が誕生日なんだ。」
3人でポチにご飯をあげて、散歩もして遊んでいましたが、しばらくすると飽きたのか…少しの間放置し…思い出したように戻って来て
「ごめんよ、ポチ…いい子…いい子…」

 【追記】 子どもの世界はなんてステキなのでしょう!
単なる空き箱に生命を吹き込むのですから。

 ※ちなみに、ポチの誕生日は3人の男の子の中のひとりと同じなのです。

ブランコのおしゃべり(年少)

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 今、某短大から4人の教育実習生が来ています。
実習録の中から、ステキなお話があったのでご紹介します。

 今日の好きな遊びの時間に、R子ちゃんがブランコをこぎながら
「先生、あのね。ブランコが何かおしゃべりしてるよ!」と言って来ました。
一緒にブランコに耳をあててみると、ブランコが“キーキー”と鳴っていました。
「何ておしゃべりしてるんだろうね?」と聞いたら
「楽しいね、今日は天気いいねって言ってるよ」と私に教えてくれました。
 子どもの発想は、私には予測できないような、素晴らしく、そして豊かなものだと思いました。

 【追記】 私たちも子どもの頃、いろいろな物のおしゃべりを聞いていたのでしょう。
もしかして、妖精も見えていたのかもしれません。
でも、成長するにつれて見えなくなったり、聞こえなくなったりするんですよね…ちょっと淋しいですね。

良い生活習慣を身につけるには(おやっこ)

  • 2008/06/05 10:02

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 写真は6月5日(木)全クラス入り混じっての砂遊び(自由遊び中)とロケット滑り台

 6月4日(水)おやっこが行なわれました。
テーマは「良い生活習慣を身につけるには」
 各学年混じって、15人の出席でした(欠席1人)。

 ひとりひとりから、家庭での生活習慣について自由に発言していただきました。
その中から次のことにしぼって話し合い、それぞれの家庭でなさっていることの実践交流をしました。
 ・挨拶
 ・朝起き、就寝
 ・トイレ
 ・指しゃぶり
 ・後片付け
 ・食事のマナー

 終了後の会場の後片付けの時、あちこちでお母さんの方の輪ができていましたよ。
 とてもよい雰囲気で閉会となりました。

 次回は6月9日(月)テーマ「絵本が好きになるには・お話をよく聞くには」です。お楽しみに!

あこがれのロケット滑り台(年少)

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 写真は、6月4日(水)自由遊び中の年少児達

 年少担任のA教諭から聞いたお話です。

 N君は、園庭の真ん中にある大きなロケット滑り台から滑り降りたことがありません。
どうやら、高くて怖いらしいのです。
 今日は、何度も何度も…(少しくらい休んだらと思うくらい)滑り台に挑戦しています。
 午前中の自由遊びの時間、ほとんど滑り台です。
………………そして、あこがれのロケット滑り台から降りる事ができたのです!
 遠くでず――っと見てきたA教諭は、N君が部屋に戻って来た時に
A教諭「どうだった?!」
と訊いて見ました。
N君「ぼくネ、滑り台いっぱいやれた!10回やった!…やっぱり100回!こ〜んくらいかなぁ♪」
と、両手をぐ――んと伸ばし、自慢げに教えてくれたそうです。

 【追記】 できたということも、もちろん大切なことですが、何度も何度も繰り返し挑戦した、その過程を楽しんでいることが素晴らしいことなのだと思いました。

友達の気持ちを感じて(年長)

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 年長担任のB教諭から聞いたお話です。

 製作の準備をしていると、同じグループの女の子のマジックや紙などをふざけて取ってはテーブルの下に隠していたA君。
「返して!」「やめて!」と言ってもききません。
女の子が泣きそうになってきても、ふざけていて相手の気持ちを理解できないようです。
B教諭は、A君と同じようにA君の道具を取り上げ隠したのです。
A君は「返して!」と泣き出しました。
同じ立場になって初めてA君は、自分がしていたことや女の子の気持ちがわかったのです。
 誰に言われるでもなく自分から(心から)
A君「ごめんね…今度からやらないから」
と女の子に謝り、女の子も
「いいよ。そんなに泣かないで…」
と、やさしくA君を慰めたのでした。

 【追記】 困ってみて、初めて相手の気持ちがわかるのです。
 小さい時に、このような経験をたくさんしておくと、きっとやさしい、相手の気持ちがよくわかる大人に成長することでしょう。
 だから白梅幼稚園の先生達は、ワンパクやおてんばな子どもを見るとうれしくなってしまうのです!

ひみつの隠れ家(年中)

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 年中担任のW教諭から聞いたお話です。

 いつもはイスをしまっている棚に、上からゴザを被せて「隠れ家」が完成しました。
「入れて!」「僕も!」「私も!」…何人も入っては壊れ、壊れては直し…中で何をするわけでもなく、みんなうれしそうに入っていました。

 【追記】 子どもの頃「隠れ家」は、私(事務)もあこがれでした。
 よく裏の小屋や縁の下等にゴザをかけ、そこに野良猫や野良犬、虫などを飼ったりして遊んでいました。
 結局は、猫はいつの間にかいなくなり、犬は母親にみつかって叱られ、近所のおばさんがもらってくださって、幼い私は助けられました。
 皆さんも子どもの頃、こんな経験ありますよね?!
「隠れ家」のワクワク感を思い出してみてください。

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