見て、まねて、やってみて…
- 2011/02/07 09:55
- カテゴリー:子どもの生活の中から
(文:阿部)
年長男児たちのコマ遊びの中に
…「あれ!」
よく見ると年少D君がいました。
D君は、年長児が手早く紐をまいていく姿や、格好よくコマを回す姿などを見て、“さすが、そら組”と言った憧れの様子で見ているように感じました。
その中で、一番勢いよくきれいに回ったコマに、D君は大感激!!
「僕もやってみた〜い!」という声が聞こえてきました。
年長児H君は、コマに紐を巻きながら、「そう簡単には回せないんだよねぇ〜」
D君は、その言葉に奮起し、「どうやってるの〜?」(どうやってやるの?)
年長児Y君「僕が教えてあげる、コマ持って来て」
D君は、年長組の保育室に行ってコマを借りてくると、年長児Y君とH君は、交互にやって見せていました。
D君は、年長児のようにやってみようとやり始めました。
紐の巻き方は、ふにゃふにゃでしたが、「できた!」と嬉しそう。
「行くよ!危ないよ!回すよ!」回そうとする気持ちは一人前!
こまは、コロコロと転がっていくだけでした。
D君は、「出来ない」と言い、悔しげな様子でしたが、年長児たちの取り組む姿を見て、またやってみようとするのでした。
年長児が、その様子をあれこれ言わず、温かく笑顔で見ていました。
(小さい組さんはこれでいいんだよ!これで十分だよ!と言った思いが伝わってきました)
D君が年長児になった時、きっと、コマを回すことが出来ると思います。そして、自分もしてもらったように、年少児に教えてあげることでしょう。