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2010年08月27日の記事は以下のとおりです。

誰の番?(年中)

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【画像:年中児達】

 (文:嶋田)

 白梅幼稚園には、3時半頃に先生達のための『おやつの時間』があります。これは、その日の出来事や子どもたちの様子を話題にして、全員で考えたり、理解しあったりする場となっています。

 白梅幼稚園が担任だけではなく、全教職員が子ども一人一人の顔はもちろん、性格や家庭環境等がわかるのは、この時間のお陰だと感じています。

 6月頃のお話ですが…

 その『おやつの時間』に聞いた、小山先生のお話です。

 小山先生が年中児数人と縄跳びをしていたところ、M君が輪の近くにいるので
小山先生「はい、次はM君!」と声をかけたそうです。
すると、M君は「ぼくはやらない」と言うので
小山先生「そうなの…」と見送って、また順番が来る度に、同じ様に声をかけ、数回繰り返してもM君は同じ様に「ぼくはやらない」

 …そこで小山先生は、次にまたM君の順番がきた時に、周りの子達に向かって「次は誰の番?」とたずねてみました。
 すると今まで一度も加わらなかったM君の方を見ながら一斉に
「M君!」と言うのです。
M君は、ちょっと考えてから「やる!」と言いながら跳び始めたのです。

 それからは、楽しそうに輪の中に入って遊んでいました。

 M君は、年少の頃は自分から友達の輪になかなか入ろうとせず、見て楽しんでいるところがありました。
(先生達は、このことも年少の頃は発達段階としてよくあることで、親が心配するほどのことではないと言います。)

 この縄跳びがきっかけとなったのか、翌日H君と2人でホールの大型積み木を組み立てて、大声で笑いながら楽しそうに遊んでいる姿が見られました。

 子どもは、ほんの些細なことをきっかけに心を開いたり、自信がついたりするということを、小山先生の話を聞いて感心した私でした。

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