預かり保育での子どもたちの様子
- 2010/06/10 11:42
- カテゴリー:子どもの生活の中から
(文:佐々木)
預かり保育の子どもたちは、自分たちで、どこで、何をして遊ぶかを話し合い、決めてから遊び始めます。
室内での一番の人気はホールでのマルチパネや積み木を使っての遊びです。保育時間中はみんなで分け合って使うことが多いので、預かりの時間にたくさん使って遊ぶのが楽しみのようです。
マルチパネで家を作り、お家ごっこをしたり、ポケモンごっこの基地を作ったり、高く組み立てて飛び降りたり、また、積み木でも家や温泉を作ったり、新幹線や自動車、バイクなどを作って遊んでいます。良く見ると配色や高さ,用途などを考えながら構成しており、子どもたちの意欲や想像力、完成するまでやり通す力など、一人ひとりの力が発揮され、教えられることの多い時間です。
ひと遊びした後はおやつを食べ、片づけをします。
子どもたちの要望に応え、おやつはマルチパネや積み木の家で食べることもあります。自分たちで作った家で食べるおやつは、特別おいしいようです。
* 片づけについて、忘れられないことがあります。それは3年前、私が預かり保育を初めて担当した日のことです。片づけの時間になったので、子どもたちと一緒に片づけようと、マルチパネに手をかけたその時、年長児のY君に「先生、なんで片づけるの?ぼくたちが遊んだんだから先生は片づけなくていいんだよ」と言われたのです。私はマルチパネがたくさん出ていたので、少し手伝わなくてはと思って手をかけたのでしたが、はっとし手を離しました。白梅幼稚園の精神と子どもたちの育ちを考えさせられた大事な一日になりました。