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2009年12月08日の記事は以下のとおりです。

自分達で遊びを作り出していく様子(年長)

アップロードファイル 638-1.jpgアップロードファイル 638-2.jpgアップロードファイル 638-3.jpgアップロードファイル 638-4.jpg

【文:年長担任 阿部先生】
   
 依然、子ども達が作った指人形(お母さんにはお洋服を作ってもらいました=合作作品)は、子ども達の大切な宝物の1つです。

 この日、好きな遊びの時間に、女児たちが指人形をつけて遊び始めました。「私の名前はよるちゃん」「私は、きき」「私は、ほしちゃん」「みんなでお花畑に行きましょう!」「そうね!みんなでいきましょう」「あと、一緒に何かしてあそびましょう」「そうね・何しようかしら・・・」等、喜々としながら会話のやり取りをする様子が見られました。

 その時、A子がおうちコーナーにある大型段ボールの壁てっぺんに、指人形を添えながら話す様子を見て、B子が「人形劇しようよ!」と言い出しました。その発想に全員一致で賛成し、早速お客さんに来てもらうために椅子を並べ出し、それに吸い寄せられるかのように男児たちが椅子に座りだしました。
女児たちは、お客さんになってくれたことで俄然張り切り、お家コーナーのままごとから、お茶やお皿にお団子(見立てたもの)などを持ち出し大サービスをするのでした。

さて・・・・・。
 人形劇が始まる前に司会のB子が懐中電灯をマイクに見立て「これから“猫のお花畑“の劇を始めます。その前にお約束が4つあります。
1.飲み物をのまないでください。
2.お団子をいっぱい食べないでください。
3.声を出さないでください。
4.お静かに聴いてください。

 その様子を見てC 子は題名の看板を作り、「こうすると何の人形劇なのかがわかるでしょ!」

 ストーリーは今現在、生活発表会に向けて取り組んでいる、自分達で作った劇の内容によく似たものでした。さらに、劇の時に使う花畑 (子ども達が作った)も取り入れて遊んでいました。

 お客さんの男児達が「なんだか見ていたら僕もやりたくなってきた!」と言い1人、2人抜け3人・・・とうとう全員いなくなり、それぞれが自分の指人形を持ち出し遊び始めてしまいました。
女児たちは、プンプンと怒り出しましたが、どうすればよいのか話し合って決めた結果が、
“2つ、人形劇にしてやればいい“ということに決まりました。
男児達は・・冒険の話しから、劇の時に使う船(子ども達が作った)を利用して「動物達のシンケンジャー」と称して遊ぶ様子が見られました。

【阿部先生の感想】
 友達と共通のイメージの元、こうありたいという思いがどんどん膨らんでいく中で、自分なりの考えを出し合ったり、受け入れたり、折り合ったりしながら遊びを進めていく様子に、子ども達の一人一人の育ちを感じます!子ども達の柔軟な考えや豊かな発想を目の当たりにしながら、教師として生活を共にできることを喜びに思いました。

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