伝統
- 2009/03/06 13:06
- カテゴリー:子どもの生活の中から
【画像:お別れ会で、年中・年少児にあげるプレゼントの箱を作る、卒園間近の年長児達】
先日、雛祭りの撮影、取材にたくさんの報道関係者がいらっしゃいました。その中の一人、A氏が30数年前の白梅幼稚園の卒園児だったのです。
阿部先生に取材をしているうちに、昔の白梅幼稚園の思い出話に花が咲きました。ちなみに阿部先生も白梅幼稚園の卒園児です。
A氏は、最初親の都合で遠くの、違う幼稚園に入園したのですが、そこは建物が古く汚くて、当時のことですからトイレには「うじ虫」がたくさんいて、うじ虫が怖くて不登園になってしまいました。
そこで困った両親が白梅幼稚園に連れて行ったところ、きれいで、大喜びで通えるようになったとか。なぜか当時のトイレは、全部青色で「びっくりしましたよ―!」「さすが上品で有名な白梅だと思いましたよ―!」と2人で盛り上がっていました(トイレの青と上品さは関係ない…?!)。
不登園になった理由は、本当はそれだけではなかったはずですが、子どもの記憶には「うじ虫」が残されたのでしょう。
今の若いお母さん方は「白梅」の名前をご存知ない方が多いようですが、確かに私(事務)年代以前の方々に幼稚園のイメージを尋ねると「盛岡二高(イコール)白梅幼稚園」で「伝統がある上品で立派な教育をしている幼稚園」と言われます。
ですから、先日のインフルエンザによる、今年度2回目の学級閉鎖の時も「やっぱり上品な家庭のお子さんは免疫がないのかも…」と本気で言われ、驚いたものです。
これも110年もの伝統がある盛岡二高の卒業生の皆さんの上品さと、活躍の素晴らしさが活きているからだと感じました。