エントリー

カテゴリー「子どもの生活の中から」の検索結果は以下のとおりです。

相手を思いやる心(年中)

アップロードファイル 428-1.jpgアップロードファイル 428-2.jpgアップロードファイル 428-3.jpgアップロードファイル 428-4.jpg

 お弁当に箸を忘れた場合は、私(事務)のところに子ども達が借りに来る話は前回しましたね。
 ところが、それが出来ない『遠足』ならではのお話を年中のW教諭から聞いたのでご紹介します。

 岩山の徒歩遠足でRくんがお弁当を食べようとしたところ、お箸がないことに気付きました。
Rくんは「箸がないよ―!」
と、騒ぎ出しました。
 なんと隣にいたSくんが、自分が食べている箸をRくんに渡したのです。
 W教諭は、2人がどうするのか離れて見ていました。

 …すると、2人で交代で箸を使い、仲良く食べ始めたのです。
 たっぷり時間をかけ、食べ終わって片付けようとしたところRくんが「あった!」と、箸を見つけ高々と上げました。
 それを聞いたSくんは、心から「よかったネ」とやさしく微笑み、やがて2人は顔を見合わせて楽しそうに笑い出しました。

 ちっぽけな事件も、心通う温かいエピソードになるのですから、子どもの世界はいいですねぇ♪

 (それにしてもSくんは、やさしい子ですね♪)

忘れ物

アップロードファイル 427-1.jpgアップロードファイル 427-2.jpgアップロードファイル 427-3.jpgアップロードファイル 427-4.jpg

【画像:11月14日(金)年中児達の自由遊びの様子
 ①空き箱を組み立てたレールにビー球を転がす ②なわとび ③ブロックで作った大型自動車(座っている子が運転手)】

 子ども達は、お弁当のコップや箸を忘れた時は、私(事務)のところに借りにやってきます。
 初めて借りに来る子の場合、私の顔を見ると「箸!」「コップ!」と単語で訴えて来ることが多いのです。
私「私は、お箸(コップ)ではありませんよ―。」と、ちょっと意地悪をします。子どもは戸惑って困った顔をするので
私「お箸(コップ)どうしたの?」
子ども「忘れた」
私「どうすればいいのかな?貸して下さい…かな?」
子ども「貸して下さい」
私「では、最初から」
子ども「お箸(コップ)忘れたので貸して下さい」
私「いいですよ―♪立派に言えましたね!」
と、家庭では単語で済むことも、幼稚園ではきちんと言わせるようにしています。
 次からは立派に借りにくるのですから、お母さん、たまに忘れるのも良い体験ですよ。

 白梅幼稚園では、困った体験をすることを奨励(?!)しています。
小さい時に、困ってどう対処して行ったらいいか自分で考え、成功する体験を積んでいると、生きていく力が強くなるという考えです。ズックだって、絵本カバンだって届けないで下さいね。忘れた自分が悪いのですから、自分で解決させるのです。

 よく「忘れたお母さんが悪い!」と怒る子がいますが、私は
「自分の物は自分で準備するものだから、お母さんは悪くない」
と言います。
 たまに、お弁当を忘れてくる子がいます。これは本人にとってかなりのショックです。泣く子が多いです。
 お弁当に関しては、お母さんが気付いたら届けてください。「後でお母さんにありがとうって言おうね」とお母さんのありがたみを伝えておきますから。
でも、気が付かない場合は私が、隣の田中商店や近くのサンクスにパンやおにぎりを買いに走ります。担任の先生も、その子にきちんと買ってきてくれたお礼を言わせます。
 私は、挨拶と笑顔があれば人間関係で悩むことが少ないのではないかと思っています。(実はこれが難しいんですよネ!)

足跡の正体

アップロードファイル 425-1.jpgアップロードファイル 425-2.jpgアップロードファイル 425-3.jpgアップロードファイル 425-4.jpg

 昨日のブログを見て「あの足跡は一体何だったの?」という質問がありましたのでお知らせします。
 実は、あの足跡は……

 近くのD商事に掃除を委託しているのですが、皆さんベテランの男性ばかりなので、危険な場所にも簡単に登ってガラス拭きをしてくださるのです。その足跡だと思われます。

 子ども達は、見る物、聞く物何でも珍しく、いつも「大事件」と大騒ぎして職員室にお知らせに来てくれます。
 先日もAくんが「見つけたから嶋田先生にあげる♪」と、何かを握って来ました。
私は喜んで手を広げて受け取ったところ…「弱ったクモ」でした!!
実は、私は虫が苦手ですが、心で震えながら笑顔を作り「ありがと―♪」と受け取りました。(その間もクモは私の手の平にいます!)

 こんなことは日常茶飯事で、大人から見ると「ゴミ」でも子どもにとっては「宝」なのですから、笑顔でありがたくいただくのが幼稚園の事務の役目(?!)なのです。

足跡

アップロードファイル 424-1.jpgアップロードファイル 424-2.jpg

 【窓の足跡を見る年長児】

 雨の降る静かな日に、突然年長児達がすごい人数で職員室になだれ込んできました!
 全員が勝手に大声で話すので、何を言っているのか全然わかりません。
…よく聞いてみると…
 二階の窓の下に、大きな足跡があるので「泥棒が入ったらしい」と、大騒ぎしていたのでした。
私(事務)も、カメラを持って行ってみましたが「なぜ、こんなところに…?!」と感じる不思議な場所に、大人のズックの跡が…しかも、落ちたら大怪我しそうな場所です。
 
 その日の降園後、先生達の話でも「泥棒と言うよりは、子ども好きのオバケが宙に浮きながら窓から部屋を覗いていたのかもしれませんよ―(キャ――!!)」と盛り上がってしまいました。

 幼稚園の先生達は子どもになりきれるので、カワイイですよ―♪
 私(事務)も、白梅幼稚園に勤務する前はA銀行やN証券会社と、大人だけの世界で働いてきたので、初めて幼稚園に来た時は、いきなり職員室で歌ったり踊ったりする先生達に驚いたものです。
 今ではすっかり慣れて、一緒に歌ってしまうこともあるのですから、私も少しはやわらかくなったのかもしれませんね。

僕のじゃない!(年中)

アップロードファイル 423-1.jpgアップロードファイル 423-2.jpgアップロードファイル 423-3.jpgアップロードファイル 423-4.jpg

 【写真は、年中児の遊びと空き箱利用のロボット】

 先日、年中組のK男くんが内ズックを手に大泣きしていました。
担任のW教諭が理由を聞くと
K男「僕のと違う!」
見ると、ちゃんとK男くんの名前が書いてあります。
W教諭「K男くんの名前、ここに書いてあるよ。」
近くにいたA子ちゃんもB子ちゃんも口々に
「だから書いてあるでしょ!」「本物だよねぇ!」
何と言われてもK男くんは納得がいかず泣き続けます。

 W教諭は困って、園長先生のところにK男くんを連れて来ました。
園長先生は、書いてある名前を読んで「K男くんのですよ。」と言っても、K男くんは信じてくれません。

 そこでW教諭は
「どうして違うと思うの?」と訊いて見ました。
K男「だってね、W先生が書く僕の名前は、ここ(と指差し)がはねてるけど、このズックのははねていない!」

 それは、ひらがなの『り』の字だったのですが、左側を中にはねる人と、流す人がいますね。
突然、今日それに気付いたらしいのです。
W教諭ははねていて、K男くんのお母さんはず―っと前から流していたのです。
いままでお母さんの字だけを見て、正しいと思っていたはずなのに、ある日突然担任の先生の方が正しいと思う。
 これが幼児の不思議なところです。でも、それだけ注意して見るようになったということですね。

 この後、降園時にW教諭は、K男くんのお母さんにこの話をしました。お母さんは不思議そうな顔をしながらも、マジックを借りて『り』の字にハネをくっつけて、親子仲良く帰って行きました。
めでたし、めでたし…。

こんな一日

アップロードファイル 421-1.jpgアップロードファイル 421-2.jpgアップロードファイル 421-3.jpgアップロードファイル 421-4.jpg

 ①11月5日(水)、2つの中学校から職場体験で、合わせて7人の生徒さんが来ました。子ども達は大はしゃぎです。
 私(事務)のところにも、年長のY君が喜び勇んで教えに来てくれました。
Y君「今日ね、きれいなお姉さんとお兄さんがいっぱいいる!」
私「よかったねぇ♪ところでY君、いつもはきれいなお姉さんはいないのかな?」
Y君「……?!」ちょっと考えてから、返事もせずに中学生のお姉さんのところに走って行きました。
私「う…む、やっぱり負けてるな…」(きれいなお姉さんどころかオバサンだし…!!)

②年長の担任B教諭のところにW君が
W君「お外で遊んでいいですか?」と訊きに来ました。
B教諭「自分で考えましょう。」
W君「………?」(しばらく考えています)そこで
B教諭「天気はいいし、走り回りたいし…さぁ、どうしたらいいかな?」
B教諭は、なんとか自分から外に行かせるよう考えています。すると、わかったという声で
W君「空もきれいだ!」
B教諭「…(それはそうだけど)…で、どうしたいの?!」
W君は笑顔になり「外で遊ぶ!」と叫んで、外に走って出て行きました。B教諭がホッとしたのは言うまでもありません。

 白梅の先生達には当たり前のことでも、子育て経験のある事務の私には、子どもの心を外に向けさせたこの誘いには驚きました。
こんな小さなことにも「自分で…」という白梅の教育方針を先生達は守って実行しているのですね。
日々の生活の中で、繰り返し繰り返し積み重ねていくことで、子ども達は変わっていくのですね。

突然の余興(年長)

アップロードファイル 420-1.jpgアップロードファイル 420-2.jpgアップロードファイル 420-3.jpgアップロードファイル 420-4.jpg

 【写真は、年長児たち】

 10月30日(木)の「おやっこ」で、年長組の双子さんのお母さんが、こんな話をしてくれたと園長先生が嬉しそうに話してくれました。

 Mさんご一家には、兄妹の双子のお子さんがいます。
 先日、七五三のお祝いにと東京と宇都宮に住む(ご両家)のおじいちゃん、おばあちゃんが来て下さって、みんなで温泉に泊まりました。
 夕食の時に、どちらかのおじいちゃんが二人に
「何か余興を見せて欲しいなぁ」
と、言ったそうです。
それを聞いたお母さんは、そんなことを全く考えていなかったので、心の中で一人あわてていました。
 ところが二人はゆっくり廊下に出て、何やらコソコソ相談して部屋に入ってきました。
そして「おじいちゃん、おばあちゃん、今日はありがとうございました。今からお礼に歌と踊りをやります。」と、立派に挨拶をし「世界中の子ども達」「森のクマさん」2曲を歌い、続いて運動会で踊ったリズム遊戯「勇気100%」も見せてくれました。
 両家のおじいちゃん、おばあちゃんは、お孫さんの演技に感動し、涙を浮かべながらほめてくださったそうです。

 このことからお母さんは「幼稚園に入れて2年半が過ぎ、こんなにも自分達でできるようになったのは、白梅幼稚園の『自分で…』という教育方針のお陰だと思っています。」と話してくださったそうです。

 白梅幼稚園は、お勉強やさんさ踊りのような表立ったことはしていません。その代わり遊びを通して『自分で考え 自分で決めて すすんでやる子』の教育方針の下、伸び伸びと自由に生きて行く力がつく子どもの育成を目指しています。
 お母さん、嬉しいお話をありがとうございました。

11月園だより(文:園長)

アップロードファイル 418-1.jpgアップロードファイル 418-2.jpgアップロードファイル 418-3.jpgアップロードファイル 418-4.jpg

 写真は、絵の具を使って手で書く共同画作成中の年少組(10月29日撮影)

 朝夕めっきり冷え込んで来ました。秋晴れの天気がもう少し続いて欲しいと願っているところです。
 私達にとって10月は大変忙しい月でした。
父母の会にとりましても「白梅おやっこ祭り」があり、同じような想いだったことと思います。
 
 その「白梅おやっこ祭り」も私からお願いし、例年と違って、この時期に設定していただいたのですが、先立ちをして下さった役員の皆様、その意を汲んで協力して下さった会員の皆様のお陰で成功裡に終了し、大変嬉しく思っております。
 最後のサラダ学級でも同様に、子ども達のために楽しい出し物を提供していただき、これまた感謝しております。

 また、それ等の忙しい合間に、来年度の園児募集(ポスター掲示やチラシ配布)についてもご協力いただき、一日入園体験当日は、予想を越える42名の参加者があり、そら組製作のお土産のメダルが不足するかもと心配した程の盛況でした。
 子ども達の演技も普段通り明るく伸び伸びと演じて、とても好評でした。
 あとは実際の入園が1人でも多くなる事を願っております。本当にたくさんたくさんありがとうございました。

 3年前から来園してるアーラム大の学生さん達も、今年も是非おじやましたいとの事で日程を調整し、楽しい一時を過ごしました。
 テレビ局と新聞社が来園し、報道してくれました。欲を言えば、テレビ放映があと少し長ければもっと良かったと思いました。
 学生さん達は「みんな元気でかわいかった」「とても楽しかった」「ダンスとても上手だった」と話してくれました。来年も園に来て欲しいと思っています。

バラバラ事件(?!) 年長

アップロードファイル 408-1.jpgアップロードファイル 408-2.jpgアップロードファイル 408-3.jpgアップロードファイル 408-4.jpg

 年長担任のB教諭の声が聞こえてきました。
「…どうして、足と手が切れたのかな?!…えっ、上に乗って引っ張ったから?!」
と、何やら物騒な内容です。
 私(事務)は、好奇心も手伝って聞き耳を立ててみました。

B教諭「…指が一本一本バラバラに…」
私「何?何なの?」

…実は、年長組ではグループ毎に、等身大の共同画を作っていたのでした。
床に敷かれた大きな紙の上に寝たお友達の姿を、そのままペンでたどり、みんなで色を塗ってから切り取ります。
どうやら切り取る時に、引っ張ってバラバラになってしまったようです。なくなってしまった指をどうやって復元するか子ども達と話し合っていたのでした(ほっ♪)。

 年長組は、毎年これに取り組み、作品は階段の壁に貼られます。
その出来栄えは、素晴らしいですよ!どうぞおいでの際は是非ご覧下さい。

共同画(年中)

アップロードファイル 407-1.jpgアップロードファイル 407-2.jpgアップロードファイル 407-3.jpgアップロードファイル 407-4.jpg

 昨日、年中組で絵の具を使った共同画を描いていました。
手から足から…顔まで絵の具だらけで大喜びです(?!)。私(事務)がカメラを持って部屋に入ると寄ってきて私を触ってくる子もいます(あはは…エーン!!)

 そして10月17日(金)、今日は担任のあかね先生が山形の鶴岡で行なわれる全日本私立幼稚園連合会東北地区教員研究大会に参加のため、お休みなのです。
 山形まで高速で4時間ほどかかるので、私達教職員は心配で、前日は「明るいうちに出かけてね」と声をかけていましたが、あかね先生は「子ども達に手紙を書いてから…」と、時間も気にせず書いて、お掃除もきちんとして、暗くなってから出発しました。
 まだ若い先生ですが、子ども達を思う気持ちは、正に「親心」です。

 朝、子ども達はテレビの前に貼られたあかね先生の手紙を見つけ
「何て書いてあるの?」
すると、字を読める子がたどたどしくゆっくりと読んであげていました。読むことに一生懸命で、すぐには理解出来ないようで、読んでもらった子が内容を教えてあげていました。
 子どもは、1つ困った事があると、お互いの得意分野を認め合い、助け合ってチームワークを強めていくのです。

 白梅幼稚園のような小規模幼稚園は、みんなが家族のように心配したり、助け合ったり、時にはケンカをしたりして、先生も子どもも日々向上して行くのです。

ユーティリティ

2024年04月

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

新着エントリー

過去ログ

Feed